親の希望と子どもの希望 ー志望校の選び方(4)ー

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志望校を選ぶ過程はまず、親が先に考えるということです。

「あなたはどこに行きたいの?」

という話は後回しでよい、というかまず子どもが選ぶこと自体が不可能でしょう。

もちろん兄弟が行っているとか、ご両親の母校とか、子どもが知っている学校があれば別かもしれませんが、しかし子どもたちの情報は非常に狭いものですから、まず親がしっかり選ぶことです。

子どもの性格や将来を考えて、子どもの学校を決める、というのは親がやらなければできないことではないでしょうか。

もちろん子どもたちは成長するにつれて、いろいろな選択をすると思います。

その結果として例えば大学付属校を出て、大学受験をする、ということもあるかもしれない。

それはそれで、そのとき相談すればよいことなのです。だからまずは親がしっかり候補をしぼりましょう。

むやみにたくさんつれて歩いても仕方がないのでせいぜい2つか3つで十分だろうと思います。

これらの学校について、今度は子どもたちに行ってもらいましょう。

機会としては文化祭が一番、良い機会になるのではないかと思います。なるべくじっくりと体験してもらいましょう。

その中で、子どもたちなりに感じるところはあるかと思います。

例えばサッカーの好きな子が、文化祭でサッカーの試合をやっているのを見るだけで、かなり魅かれるだろうと思います。

その他、学校の施設が最新のものだったり、あるいは雰囲気がクラシックだったりして子どもたちが気に入る場合も少なくありません。

ただ、子どもたちの場合は、やはり雰囲気ですから、たまたま違う場面に会えば、違う結論になるかもしれません。

ただし、通うのも、勉強するのも子どもたちですから、本人が気に入った学校がやはり一番です。それに勉強するのは本人ですから、本人が最後に「そこに行きたい」と思っていないといけない。

体験を重ねた上で、ぜひお父さん、お母さんの選んだ学校が子どもの一番行きたい学校になるようにアピールしてください。


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