こんな学校に入れるために受験勉強をさせたわけではない

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以前、雑誌の取材を受けたとき、あるお母さんが、結局子どもが第一志望に入らず、安全校に入った後、そのショックで「こんな学校に入れるために受験勉強をさせたわけではない」と言って引きこもり、お子さんと全く没交渉になってしまった、という話を聞かされたことがありました。

その子もまたそれ以降、お母さんと口を利くこともなく、家庭崩壊に近い状況になったそうなのです。

「そんな風にならないためには、どうすればいいですか。」
という質問に、みなさん、どう答えますか?

まだ試験が始まらないうちに、自分なりの答えを考えてください。

そこまで自分も子どもも追い込んではいけないし、そこまで言うほど中学受験に価値があるわけではありません。

子どもの人生がこれで決まるなどと、本当に思っているのだとすればそれは大間違いでしょう。

しかし、最近のお父さん、お母さんの話を聞いていたら、案外こういう気持ちになりやすいかもしれない、とは思いました。

みんな一生懸命なのですが、それがある意味子どもを追い込んでいることに気が付いていないといけない。

昨日書いた通り、子どもは親の期待に添いたいと普通、思うものなのです。だから誰のために一生懸命やっているの?というところがすでに子どもによっては変わってきたりする。

本当は自分自身のためにがんばっていないといけないのだが、お父さん、お母さんの期待に添いたいがためにやっている、ということになりかねなくなっている。

そんな気持ちにすでに追い込まれている子どもたちもいるのだということに気が付いていてほしいのです。

ここまでがんばってこられた分、当然その結果に期待することはあるでしょうが、それ以上に子どものこの先に期待をしていないといけない。

まだ子どもたちの人生はたった12年なのですから、この先まだまだたくさんのチャンスがやってくる。それを活かすように応援するのがまず大事な親の仕事ですから、今のうちに心構えをしっかり固めてください。


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