国語の記述問題はここのところ学校別傾向としてよりはっきりしています。
今後大学受験でも、記述の解答方式が増えることが予想されるので、本来受験校としてはやはり記述力を見る問題を出したいところではあるのです。
しかし、一方で記述の問題は解答するのに時間がかかる。したがって、たくさんの問題を解かせるわけにはいかないという問題点があります。
例えば長文を読み、その趣旨をとらえ、課題に答える、ということを大きく2つの文章で設定し、かつ文法や漢字の知識も問う、というようなことを1時間弱の試験時間の中で実現させることは困難です。
だから、物語文か、説明文のどちらかという二者択一を考えるか、それでも二つの文章を読ませる場合は文章の長さをコントロールしないといけない。
一方で採点時間の問題もあるのです。記述の採点はなるべく一人の人間が同じ採点基準で採点することが望ましい。しかし現状試験から合格発表までの時間は短縮される傾向にあるので、じっくり採点をする時間的余裕がない場合も考えられるわけです。
そういう諸般の事情を考慮しつつ、このくらいの記述は出したい、ということで今の入試問題は吟味しているところがある。
したがって記述が出る、という学校はやはり今後も今までの出題割合で問題を作るだろうし、断念する学校は今後も断念するだろうと思われます。
だから学校によって記述対策をするかどうか、はっきりしている。だから、もう第一志望は決めていないといけないということになるのです。
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