第22回 問題はていねいに解こう

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みなさんがテストを受けているとき、当然、問題をよく読んでいると思っているでしょう。しかし、実際には問題の条件を読み飛ばしたり、勝手に問題を取り違えていることが多いのです。なぜでしょうか?原因は、早く解こうとするからなのです。テストですから当然制限時間があります。その間に解かなければいけないので、どうしても急いでしまうのでしょう。しかし、それで人数が小数になったりするので、あとで解きなおすことになったりして、結局急いだつもりが、時間をロスすることになる場合が少なくありません。ですから、実はゆっくり解き始めるというのがいいのです。特に問題を読んでいるうちに、「あ、これ知ってる」などと思い始めると、もうミスがおきる土壌が出てきてしまいます。ですから、まずはゆっくり問題文を読みながら、条件と思われる部分に下線をつけていきましょう。さらにその部分には番号をふっておくといいでしょう。4つ下線があれば、4つの条件があるということになるので、それを全部使っているかどうか、後で確認することもできます。次に問題文の条件を表にしたり、グラフにしたりすることがあるでしょ。このときも、常に問題文に戻る必要があります。例えば速さの問題で、同時に出発したのか、上流はAなのか、Bなのかなど、確認しなければならない点はたくさんあります。それを確認しながら進んでいかないと、思わぬミスを犯して、せっかくできるはずの問題が得点できなくなってしまいます。まずはゆっくりスタートする、ミスを防ぐ大事な方法です。

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