■算数のわからなかった問題、どうしてますか?え、ほったらかし?うーん、やっぱりやり直してほしいんですね。できる問題というのは、似たような問題をやっても多分できることが多いでしょう。問題はできなかった問題をどうできるようにするか?なのです。
■たとえば塾に行って、問題をやりますね。それができなければ、当然、解説を聞いてくるわけですが、ではその解説が本当にその場でわかったかというとそうでもないのです。実際に後から解きなおしてみると、案外できなかったりするのです。
■結局のところ、わかった気になっていたけれど、本当はわかっていなかったという問題が多いもの。だからやり直すべきです。これが復習ですね。
■よく復習しなさいというと、ノートやテキストを見直している人がいます。確かにそういう復習の仕方もあるのですが、算数に関していえば、それでは不足します。もう一度、解きなおしてみて、できればそれでOKですが、できなければ再度考えます。
■考えてもわからなければ、解説を見るなり、先生にとき方を教えてもらうなりして、何とかマスターしましょう。算数はこの積み重ねでできるようになります。
■似たような問題をたくさんやる塾がありますね。たとえばつるかめ算が20題ぐらいプリントになっていて、それをどんどん解くような勉強の仕方もあります。確かに基本を徹底する意味ではこのやり方は効果があります。しかし、いったんわかってしまえば、計算問題を解いているようなもので、あまり考える力をつけることにはなりません。
■できなかった問題はいっぱいあるでしょう。全部を復習するには時間がかかるもの。だから塾の先生やお父さん、お母さんと相談して、絶対復習しなければいけない問題を選びましょう。そして選んだら、徹底的にやるのが大事です。
■次回はB6というカードを使って、算数のできなかった問題を復習する方法をみなさんに伝授します。が、まずは自分でこの1週間、できなかった問題をしっかり復習してみてください。
(平成17年2月22日)