4教科準備の進め方

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学芸大小金井が2015年入試から4教科に試験を変更することになりました。

東京学芸大小金井入試教科変更について

で、4教科への流れはずっと続いています。例えば2教科、4教科の併用という場合もありますが、こういう試験制度はやはり4教科受験の方が有利に働きます。

まず、算数、国語の2教科で判定する。それである枠まで合格者を決めます。次に今度は4教科の試験の合計である枠を決める。つまり、4教科の生徒は2回、選抜を受けているわけで、これはやはり有利だと言えるでしょう。

だから、なるべく4教科の準備をした方が良いのだが、しかし、早く理科社会を始めるのは、私はあまり良い方法ではないと思っています。

社会は知識分野が多いのだが、実は理科も最初にやるのは知識分野が多いのです。理科の計算問題というのは分数や比が使えないとなかなか解けないので、どうしても算数でそれらを勉強した後になる。5年生の後半から電気、水溶液、力と計算問題がオンパレードになるわけですが、それまで必要な算数の勉強が終わらないからです。

したがってそれまでの間は知識の分野が多くなるわけですが、これは社会といっしょで覚えていても、忘れてしまう。組み分けテストの時は覚えていればできるわけだから、結構時間をかける。しかし、実際は忘れてしまって、結局6年生の後半にもう一度覚えなおさなければいけなくなる。

だから、最初から一生懸命やらなくても良いのではないか、と思うのですが、一般には4年生からしっかり始める塾が多いでしょう。

もちろん勉強することは大事だが、あとからでも間に合いそうなことを無理やり先にやっているような印象もあるのです。

ならば最初は2教科でも良いのではないか?と私は思います。いや、2教科の勉強を中心に据えるということです。塾はもちろん4教科のコースを選ぶわけだけれど、理科、社会はまあ、授業を聞いて、宿題やって、以上終わり。

それでとれる点数で良い、と満足してしまう。その分、勉強の比重は算数と国語にかけて、まだ続けられるのならばスポーツとか習い事をやっても良いのではないでしょうか。

実際に理科社会に力を入れ始めるのは5年生の後半から。つまり、まずは計算問題関係をしっかりやる。そして、それがしっかりした後に、生物だ、人体だ、岩石だ、と覚えることを整理していく。とこういう順番になると、結構、時間は無駄にはならないと思うのですが。

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