算数が150点満点で、問題は30問。1問は5点です。そこで70点だったら、半分にも届いていない、と感じるでしょう。点数だけを眺めていると、ずいぶん悪かったように思えてしまいます。
しかし、あと6問正解すれば3桁です。点数では大きな差に見えても、問題数にすれば6問。その中にミスで落とした問題があれば、直しているうちに3桁へ入ることもあります。見た目ほど、力が大きく離れているわけではないのです。
模擬試験は、1種類の試験ですべての学校の判定を出そうとします。そのためには、受験した子どもたちの差を出さなければいけない。問題をたくさん出せば、1問、2問の違いが点数や順位にはっきり表れます。これが僅差の勝負の姿です。
だから、70点を見て、もう間に合わないと決めつける必要はありません。保護者ががっかりして、子どもを急がせれば、手をつける問題ばかりが増えてしまうかもしれない。しかし、正解しなければ点数にはなりません。慌てさせないことです。
間違えた問題は直す。ただし、何問やったかだけを追わない。ここからは、手をつけた問題をどれだけ正解できたかの方が大事です。正解率が高い子ほど合格します。点数が低く見えたときも、何問の差なのかを確かめると、受け止め方は変わります。
70点は70点です。しかし、そんなに悪いわけではない。あと6問をどう正解するか。考えるのは、そこです。
