最近は通塾の回数が増えました。6年生で週3回は最低限。4回、5回という塾もあるかもしれません。
4回も5回も行くということは、自宅で勉強する時間はあまりない。必然、全部塾任せにしてしまう傾向があるかもしれません。家で「勉強しなさい」と叱る回数が多いよりは、塾に通ってくれた方が楽だし、塾で全部やってくれる方が親はありがたいと思っている方が増えているのでしょうか?
しかし、なるべくならば家で学習する時間をしっかり確保して復習を中心に勉強するべきだと思います。
これはまず効率という面。集団授業であれば、必然クラス全体が同じことをやる。だから子ども一人ということで考えれば、できることを繰り返しやる可能性があり、逆にできないことに手が届かない場合があるでしょう。
それでも全部やりきれば、最終的にはできるようになる、ということだとは思うのですが、その分時間はかかるし、もしそれが間に合わないとすればいかにも非効率でしょう。
また中学に進んでも同じことができるか?と言えば当然そうではありません。
私立は多くが独自のシラバスを展開しています。6年一貫ですから、早めに進む場合もあるし、どこからスタートするかは各校いろいろです。数学にしても最初からどんどん関数範囲を進んで中学で微積まで終わるという学校もあります。
それに対応する塾はありません。
つまり自分でもう対応するしかない。「中学になれば自分でできるようになる」と思っておられる保護者の方は多いかもしれませんが、私学で聞いてみるとどうもそうではないらしい。自分で勉強できない子どもたちが落ちこぼれている、というのは事実でしょう。
だから受験準備の段階から「自分で勉強する」という流れをしっかり作るべきです。その意味で自分で勉強する時間を確保することは必要だと私は思います。
通塾回数はやはり週3回が限界かなあと私は思います。1週間は7日。塾の復習に1日かけてもまだ1日あまる。しかし4日になるともう1日不足します。週4日でも復習はできるでしょうが、いずれにしても自分で勉強するペースは守れるようにしてほしいと思います。
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