受験勉強は当然、入試に向けての対策ですから、入試で点数をとるために勉強するのです。
確かにその後、またいろいろなところで役に立つ能力が身につくことは確かですが、それが目的ではない。合格するためにやるわけです。
だからその目的に対して「合理的」かつ「効率的」ということでなければやっていて意味がない。
例えば「つるかめ算」をマスターするのに、亀とつるの数をいろいろ変えて、20問やるプリントは決して効率的であると言えない。
そんなのはせいぜい2~3問にとどめて、それがしっかりできるようにすればいいだけのことです。その20問をやることで、むしろ考えない子ができる。だって同じパターンでできるわけだから。
これがかえって本番であだになる。「あ、こうだ」と決めつけて解いてしまうが、微妙に条件が変わっていたりするのです。
算数を勉強するにあたってすべての出題のパターンを網羅する、などという幻想を抱いてはいけません。そんなことはできるはずがない。
出題された問題を考えながら、その場、その場で解決方法を見いだしていくことができなければいけないのです。もちろんその解決方法を見いだしていくにあたって、解いたことのある問題の解法が役立つこともあるでしょう。
しかし、同じパターンであるとは限らない。その問題をその問題としてとらえ、その構造を解き明かしていくことができれば良いのです。
ですから、練習するべき問題を精選していく必要がある。同じパターン問題を多く繰り返さないようにしてほしいと思います。
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