第214回 親は動じない

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■ この時期ぐらいから、もうお父さん、お母さんはどっしりと構えた方が良いと思うのです。まあ、確かに子どものすることだから、不安はあるでしょう。結果も心配かもしれない。しかし、子どもの受験だし、まだまだ先が長いのだから、ちゃんとこの先も応援してあげるさ、というような気持ちになっていることが子どもの精神的な状態にはプラスになると思うのです。

■ 子どもたちだって心配ではあるでしょう。でも、まあ、なんとかなるさ、ぐらいに思っていれば、むしろ力が出しやすい精神状態になることは間違いない。あまりプレッシャーがかかりすぎてもいけないし、だからといってある程度は気が引き締まっていた方が良いのも事実。その頃合いを作り出すのが、お父さん、お母さんの雰囲気かもしれません。

■ 合格したら、合格したでがんばらないければいけないし、残念でもまた次のチャンスがある。そんな風に考えておかれれば、ご自身がプレッシャーに悩むことがない。ということは、その状況が子どもたちに伝わるから、子どもたちもある程度は気持ちが和らぐようになるのです。

■ あまり気が付いておられない方が多いですが、子どもたちは本当にお父さん、お母さんのことをよく見ています。だから、お父さん、お母さんの心理状態が子どもたちに伝わりやすい。なので、どかっとした感じでこれからの時間を過ごしてください。

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