この時期の模擬試験の結果をどう考えるか(1)

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慶應の算数、特別授業のお知らせ
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4月から6年生の模擬試験が始まりました。

結果が出てきて、いろいろ考えられているところがあるかと思うのですが、偏差値はやはり大事な指標であろうかと思います。つまり、全体の中で各教科がどうなのか、ということ。

これは集団によってもいろいろ結果が分かれるとは思うのですが、それぞれの科目の偏差値から考えて、勉強の進捗度は測れるでしょう。ただ、理科や社会の偏差値についてはあまり気にしなくても良いとは思うのです。まだまだ十分に勉強できているわけではないし、忘れているところも多いだろうから、この成績を元に後何をやらなければいけないか、ということがはっきりした、というレベルで考えれば良いと思うのです。

ただ算数と国語については、成績が悪い場合はその原因をしっかり探っておいた方が良いと思います。

算数については、間違えは大きく3つに分類できます。

1 いわゆるミスによる失点。計算ミス、問題文の読み違い、いろいろミスの原因はあるでしょうが、しかし、後からやり直したらできる、という間違い。
2 問題のテーマについて(例えば比と速さ、平面図形)の基礎的な問題で、それがよく分かっていないという間違い。
3 問題のテーマについて、応用的な問題で、基礎はできていると思われるが、応用問題が解けなかったという間違い。(全く手がついていない場合も含めて。)

で間違いがこの3つのどれに当たるのかを、試験後しっかり確認してみてください。
1が多い場合は点数が悪くても、まあそれほど心配する必要はない。また3が多い場合も特に問題はない。基礎はできているわけですから、後は応用力を身につけていけばいい。問題は2が多い場合です。

例えば模擬試験で前半出てくる一行問題や基本問題から間違えており、それがどうしてそういう解き方になるのか、今一つわかっていない場合。

これは基礎ができていない、ということなので、どこがわかっていないのか、確認を必要とします。できれば早急にその分野の基礎をしっかり勉強し直す必要があるでしょう。今のところ難しいところはできなくてもそう心配はないが、基本問題ができないというのは、やはりやり直しが必要です。基礎ができていないと応用問題はまったく歯が立たないからです。

同じ点数であっても、その内容によって状況の深刻さは違いますから、しっかり分析してください。

次回は国語についてお話します。


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