図形の移動に関する問題

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2016年サレジオ学院の問題です。


図1のように、点Oで垂直に交わる直線ℓ、mがあり、AB=16cm、AD=10cmの長方形をX、EF=32cm、EH=10cmの長方形をYとします。 また、ℓから20cm、mから10cmはなれた位置に、間と平行に長さ40cmのカベがあります。
 XはABがℓ上を、矢印の方向に毎秒6cmの速さで動いています。YはEFがm上を、矢印の方向に一定の速さで動いています。
 AO=100cmのときに点AからYを見ると、カベによって完全にYが見えなくなってしまいました。
 その後、図2のように、Xが30cm進んだときにAからYを見ると、カベにかくれていたYが見えはじめました。

20170110t001

 このとき、次の問いに答えなさい。ただし、カベの厚さは考えないものとします。
(1)Yの速さは毎秒何cmですか。
(2)XとYが重なり合うことがあるかないかを理由をつけて答えなさい。

【解説と解答】
(1)
20170110t002
図1でAPが90cm、PRは20+40=60cmです。
したがってAO=100cmならば、OF=100×$$\frac{60}{90}$$=$$\frac{200}{3}$$

また図2でHGの延長線とℓの交点をTとすると、AT=70+10=80 図2でAU:UE=60:20よりTH=80×$$\frac{20}{60}$$=$$\frac{80}{3}$$
図1において、OE=$$\frac{200}{3}$$-32=$$\frac{104}{3}$$
$$\frac{104}{3}$$-$$\frac{80}{3}$$=8cmから、30÷6=5秒間なので、8÷5=1.6cm
(答え)1.6 cm

(2)図1でBCがHCの延長線上を通過するのは、100+10+16=126cm移動した後なので、
116÷6=19$$\frac{1}{3}$$秒後
図1でOE=$$\frac{104}{3}$$ですから、$$\frac{104}{3}$$÷1.6=$$\frac{65}{3}$$=21 $$\frac{2}{3}$$秒後なので、すでにXは通り過ぎています。
(答え)Yが直線ℓ上にかかるのは図1から21 $$\frac{2}{3}$$秒後だが、BCがHGの延長線上を通過するのは19$$\frac{1}{3}$$秒後だから。


「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)


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