月別アーカイブ: 2015年8月

数の性質の問題

2015年暁星中学の問題です。


次の各問いに答えなさい。
(1)520を素数だけの積の形にしなさい。ただし、素数とは1とその数の他に約数がない数のことで、例えば2や3などのことです。1は素数に含めません。12は2×2×3となります。
(2)468から478までの連続する整数の和、468+469+470+・・・+478を求めなさい。
(3)520を連続する5つの整数の和として表すとき、5個のうつ、一番小さい数と一番大きな数を求めなさい。
(4)520は最大で何個の連続する整数の和であらわすことができるか。またそのときの一番小さな数を求めなさい。


【解説と解答】
(1)520=2×2×2×5×13となります。
(答え)2×2×2×5×13
(2)478-467=11個です。(468+478)×11÷2=5203
(答え)5203
(3)一番小さな数を【1】とすると5つですから、【1】、【1】+1、【1】+2、【1】+3、【1】+4となるので合計【5】+10=520 (520-10)÷5=102 が一番小さな数になり、一番大きな数は102+4=106です。
(答え)一番小さい数 102 一番大きな数106
(4)n個の数でできているとすると、一番小さな数を【1】とすれば、【1】×n+(1+n-1)×(n-1)÷2=n×{【1】+(n-1)÷2}=520 よりn×{【2】+(n-1)}=1040
ここでnは1040の約数だから1040=2×2×2×2×5×13 またnが偶数ならば、{【2】+(n-1)}は奇数。nが奇数ならば、{【2】+(n-1)}は偶数になるので、偶数×奇数の組み合わせを探すことになります。
1040の約数は1040、520、260、208、130、104、80、65、52、40、26、20、16、13、10、8、5、4、2、1
奇数×偶数の組み合わせは、1040×1、80×13、65×16
n=13のとき、【1】=34
n=16のとき、【1}=25より最大はn=16 一番小さい数は25となります。
(答え)16個 一番小さい数は25

「映像教材、これでわかる数の問題」(田中貴)

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似たような問題

いろいろな学校の問題を見ていると、やはり似た問題というのはあるものです。

ですから、受験生も一度はやったことのある問題が、入試本番で出る可能性は充分あるでしょう。そういうことになったら、ラッキーではあるのですが、一方で注意をしないといけないところもある。

やはり、全部が同じということはないのです。

あるいは多少なりともミスを犯す可能性のある部分があって、そこを見抜けないまま間違えてしまうケースがある。

これから似たような問題を経験する分、それに対する対策もしておかないといけません。

やった、やったことがある、と思った瞬間に油断が生じる。

そしてミスを犯してせっかくのチャンスを活かせなくなってしまいます。

だからそういう時はより一層慎重に解く、という姿勢が必要なのです。

これからはミスを経験して、それを繰り返さないように工夫していきましょう。

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塾では習わないことを出題する

良く、進学校の先生方と話をしていて「塾では習わないことを出題したい」という話を聞きます。

要は「中学校の先取り」とか「受験テクニック」では解けないような「じっくり考える問題」や「日頃の観察力を問う問題」のような問題を出すということなのですが、実際にそういう問題が出題された以上、塾としては当然対策をするわけです。

したがって時間が経過するにつれて塾側の対策マニュアルは膨大なものになり、学校はその合間をつつきながら新たな「習わない問題」を出題する。

これはこれでイタチごっこではあるものの、最早全てのパターンを網羅するようなやり方での対応には限界がある。

したがって、問題を問題として正確に理解し、その段階で持っている思考力を使って解き上げるような練習を積み上げる、ということになるのです。すべてのパターンを網羅するのではなく、思考力をつける、ということです。

だから、膨大な対策マニュアルをすべてやる必要は元々ありません。土台、最早対策は無理だと思えるほどにたくさんの問題が生み出されているわけだから、頭を切り換えないといけないのです。

逆に思考力を身につけてしまえばどういう問題であろうと、対応できるわけだから、どんな問題を出されようともそれなりに考える、対応する、ということになり、おおらかに構えることができるので、ぜひその方向で学習を進めてください。
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