月別アーカイブ: 2015年2月

第176回  この結果をベストにするためにはどうすればいいか

■ 親というのは子どもが可愛いから、どんどん、子どもの受験に没頭し始めていきます。で、勉強しているのは子どもだから、親は勉強しなくていい分、いろいろ言いやすい。だって勉強しないんだから。テストを受けるのも、塾に行って勉強するのも子どもであって親ではないから、その分、言ってしまいやすくなります。

■ で、結果についても当然のことながら、いろいろ言いたくなるわけです。本人がようやく合格した学校だったとしても、「こんな学校に入れるためにがんばってきたのではない」みたいな感覚、というのはあるわけです。

■ もちろんそれを口にすれば子どもが傷つく。そんな言葉を大きくなるまでずうっと引きずっている子どもたちも間違いなくいます。だから、口にしないというのが常識的な判断ではあるのだけれど、口にしないが、態度には充分に出ている場合が多いのです。「家に帰りたくない。なんかずーっと暗いの。」というのもかわいそうだ。

■ 大事なことは、これはひとつの結果であるわけだけれども、まだ子どもたちには将来があり、これからまだまだやらなければいけないことがあるので、中学受験の結果で動揺してはいけない、ということを肝に銘じておくこと。中学受験の結果で子どもの人生なんか決まらない。で、そんなことは確かにわかっているつもりなのですが、しかしながら、そうならない人が多いのも事実でしょう。

■ しかし、ここは子どもたちのために切り替えないといけない。今、やらなければいけないことは「この結果をベストにするためにはどうすればいいか」ということなのです。実際に6年後に「やっぱりこの学校に入って良かったのよ」と言えるようにならなければならない。だから、そのために何をするか。今、まさに行動を開始すべき時なのです。

■ 2月が終わったら、もはや春。だから、一生懸命気持ちを切り替えて、集中してください。この結果をベストにするためにはどうすればいいかを考え、そして実行するのです。

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つるかめ算

2015年 筑波大駒場の問題です。


中学生と高校生の団体が博物館に入場します。入場料は、次のようになっています。

団体の人数の合計が59人以下のとき     中学生は1人300円、高校生は1人800円
団体の人数の合計が60人以上99人以下のとき 中学生は1人250円、高校生は1人700円
団体の人数の合計が100人以上のとき     中学生は1人200円、高校生は1人500円

たとえば、中学生40人と高校生50人の団体は、人数の合計が90人なので、入場料は合計45000円になります。

ある団体の入場料が合計35000円のとき、団体の人数について、次の問いに答えなさい。

なお、団体は、全員が中学生、あるいは全員が高校生でもよいものとします。

(1)高校生の人数が40人の場合、中学生の人数は何人ですか。考えられるものをすべて答えなさい。

(2)この団体の人数の合計は何人ですか。考えられるもののうち、最も多い場合と、最も少ない場合を答えなさい。

(3)この団体の中学生と高校生の人数の組み合わせは、何通り考えられますか。


(1)
全体が59人以下の時、高校生40人は800×40=32000
残り3000円が中学生になるので、3000÷300=10人 合計50人

全体が60人以上99人以下のとき、高校生40人は700×40=28000円
残り7000円が中学生になるので、7000÷250=28人 合計68人

全体が100人以上のとき、高校生40人は500×40=20000円
残り15000円が中学生になるので15000÷200=75人 合計115人
(答え)10人、28人、75人

(2)全員が中学生であれば35000÷200=175人になり、これが最大になります。
また35000÷800=43・・・600円 600÷300=2人より45人が最小になります。
(答え)最大175人 最小45人

(3)59人以下のとき、(2)から最小は45人です。
高校生3人と中学生8人を入れ替えることができ、1回入れ替えると5人人数が増えます。したがって、55人までしかできないので、
(中学生、高校生)=(2、43)(10、40)(18、37)の3通りになります。

60人以上99人以下のとき、
35000÷700=50人で、高校生5人を中学生14人と入れ替えるので、1回につき9人増えます。
(中学生、高校生)=(0、50)(14、45)(28、40)(42、35)(60、30)(74、25)で(0、50)(14、45)は条件に当てはまらないので、4通り

100人以上は
35000÷200=175人で、中学生5人と高校生2人が入れ替わり、1回につき3人減っていって100人になるので、
(中学生、高校生)=(175、0)から(50、50)まであるので、26通り。

したがって合計3+4+26=33通りになります。

(答え)35通り

6年算数頻出問題精選ノート(田中貴)

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比や割合でつまる理由

5年生の前半ぐらいから、割合や比を習うようになります。これも随分早くはなったのですが、しかし、結局の所、子どもたちが充分にこなせていないところがあるようです。

で、その原因の多くが実は計算力にあるのです。

分数や小数の計算が自在にできているか、というとそうでもない。

実際に中学受験のカリキュラムは小学校のペースは桁外れに速く進んでいます。したがって、小数や分数の計算をするのも早い。早いのだが、計算の練習をじっくり指導する塾はあまりない。

「じゃ、これは練習しておきましょう。」

で終わっちゃう。それでも昔は学校が追いついてくれたりしたのだが、そういうことは望めない。案外、分数の割り算で納得できていないから、割合がわからない、ということもよくあることです。

だから、分数や小数の計算が本当にわかっているのか、確認してみるといいでしょう。

で、できなかったからといって驚いてはいけない。だって充分に練習する機会が与えられていないのだから。

まずはここをしっかり解決すれば、やがてできるようになるのだから、そこに集中することです。

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