月別アーカイブ: 2005年2月

第6回 計算力をつけよう

■中学入試の結果で見ると、合格者平均と不合格者平均で一番差が開くのが算数です。したがって算数が得意な生徒の合格率は高いといわれます。確かに算数ができる子は、合格しやすい、しかし、正確に解きあげる力をつけなければなりません。

■正確に解くためには、しっかりとした計算力を養わなければなりません。それに計算ができないと塾で先生の説明についていけない場合があります。先生が説明してくれる計算がすっと頭に入ってこないと、式の意味がわからないことがあるからです。

■では計算力をつけるためにはどうすればいいでしょうか。基本的には計算練習をすればいいのですが、計算ドリルを毎日10題、20題と解く勉強は結構大変です。またなかなかやる気が出ない人もいるかもしれません。見ただけで面倒だと思う問題はいっぱいありますからね。

■だから毎日、少しずつやることにしましょう。例えば1日3題とか。5題でもいいかもしれませんね。でも10題となるともう大変でしょう。そこまで集中力が続かないかもしれません。私は3題から5題、とにかく毎日計算の練習をすることを勧めます。

■ただ問題数は少ないですが、1つだけ条件があります。それは「絶対に間違えない」ということです。え、そんなの無理だって?いえ、簡単です。検算すればいいのですから。自分の計算を確かめるくせさえつけば、絶対に間違いません。

■検算のコツは1回、1回その場で検算をするということに尽きます。しばらく検算をしないで、後からやり直してみると、どこで間違えたのか発見するのが大変です。一歩、一歩、その場で見直せば、間違えずに進むことができます。

■例えば1日3題の計算を絶対間違えないでやりきるというのを日課にするのです。そのために検算をする。そしてこの答えは絶対に間違えていないという自信がつくようにするのです。

■せっかくやるのなら、合格手帳に記録をつけていきましょう。毎日、3題~5題の計算を間違いなくやりきるのです。何日連続でできるでしょうか?記録をつけてみるとはげみになります。さあ、今日からはじめてみましょう。

(平成17年2月8日)

第43回 入試後の過ごし方

■え、入試後もまだ勉強するの?と言われそうですが、実はここが肝腎なのです。試験も終わった。今まで塾にも通ったし、受験勉強もしてきた。だから今日からは解放されてなんでもやるぞーとゲーム機にかじりついた子どもたちが多いのかもしれません。ここが「合格して失敗する子」のスタートなのです。

■合格した後、喜ぶのはいいのですが、そこで勉強が終わりになるのではありません。当然、中学でまた新たな勉強が始まるのです。ところがここで受験が終わり、「ほっ」とするのはわかるのですが、遊び癖がつきやすいのです。親も「まあ、今までがんばってきたのだから」という気持ちになって、ついつい気が緩みがちになるのです。

■でもよく考えてみると、これからはあるレベル以上の子どもたちの行く学校で勉強をするのです。今までよりも横一線、いや入った位置によっては、後ろからのスタートということも十分考えられます。したがって、これまで以上に勉強が大変になる可能性があるのです。

■しかも中学に入ると英語が始まります。ここで帰国の子どもたちの活躍が始まります。今まで帰国の子どもたちが活躍する場はある意味少なかったのですが、英語ではかなり実力の違いが出てくるでしょう。だからここで油断してはいけないのです。

■子どもたちは、いろいろと春休みに向けて計画を立てているでしょう。スキーに行こう、ディズニーランドは?実際に卒業式に向かっているのですから、当然その気持ちはわかるのです。だからといって油断してはいけない。私は本当の中学受験の終わりは中1の夏休みだと思っているのです。

■中1の1学期、中間試験、期末試験の結果がでて、ああ、入った学校で十分やっていけそうだということがわかれば、これから本人に任せていけるなと感じられるだろうと思います。しかし、今は入学試験に通っただけです。ここで遊んでばかりいると、1学期に大変なことになります。

■今まで、せっかく勉強するくせがついたのだから、ゼロにはしないことです。中学の予習を始めたらいいのではないでしょうか。特に英語、数学は中学から新たに勉強する科目ですから、予習しておけばそれだけ、1学期に効果があるでしょう。もちろん受験勉強なみにやる必要はありません。ただ常に勉強はしようという気持ちにしておいた方が良いと思います。

(平成17年2月6日)

結果を考える

入試が終わって一段落したら、一度親子でこの入試を振り返って
みるとよいでしょう。

成功したこと、失敗したこと、その原因が何だったのか、どうして
そうなったのか、整理しておくべきです。

例えば勉強不足だった、ではだめです。なぜ、勉強不足だったのか、
どうして勉強しなかったのか、そういうことをもっと深く考えて
みるべきです。

そうしないと、また同じ失敗を繰り返すことがおきるかもしれない、
そうならないために、しっかり振り返りましょう。

その内容は作文にしておいてもいいかもしれません。

この後、読み返す機会があったとき、「ああ、そうだった」と思い
返せれば、この経験が役に立ちます。

この1週間で、子どもたちはだいぶ精神的に成長したでしょう。
だから、この1週間を大事にすることが必要です。

そして新たな春を迎えてください。