月別アーカイブ: 2005年1月

第42回 入試直前の過ごし方

■入試まであと数日。学校を休んでいる子も少なくないでしょう。残りの時間をかけて勉強していることもあるでしょうが、基本的にはかぜをひかないようにするため。やはり子どもたちが集まるところは感染しやすい場所だということに間違いはないのです。ここまでかぜをひかなかったら、前日くらい学校を休んでもいいでしょう。

■さて、前日の準備をきちんとします。まずは持ち物チェック。実施要綱を見て準備してください。基本的に実施要綱に書いてあるもの以外は持ち込まないという考えでいいのですが、時間つぶしの暗記用テキスト、あるいは顔がほてるのをおさえるおしぼりなどは準備しておいていいでしょう。

■保護者の方は、一度、学校まで下見に行かれていると思いますが、まだでしたら、出かけてみるのも、手です。ただし、子どもはいっしょに行かない方がいいでしょう。保護者の方が連れて行くのですから、しっかりルートを確認してください。最近は人身事故も多いので、複数の行き方をインターネットで調べておくのも大事な準備のひとつです。

■明日の試験の準備が終わったら、子どもはやはり勉強した方がいいでしょう。やるものは理社の暗記、これまでやった過去問などがいいでしょう。初めてやる問題も、やさしい問題ならいいですが、難しそうな問題は避けておいた方が無難です。

■夜、寝やすくするためにも、ある程度の時間は勉強してください。そのとき、ていねいに字を書くよう、もう一度、確認しましょう。計算をきちんと書く、字をていねいに書く、合否はていねいさで決まるもの。最後の確認で、ていねいに解く、ていねいに書くを徹底しましょう。

■食事は軽め。スタミナはあまり考えない。むしろ少しおなかがすくくらいが良いでしょう。これは試験当日の朝食もいっしょ。少し空腹くらいの方が頭は回転します。ごはんを食べ、お風呂に入って、もう少し勉強したら、10時ごろには寝ましょう。すでに朝型のライフサイクルになっていると思いますから、すぐ寝れるでしょう。

■もし眠れなかったら。そのときは朝まで起きていよう、くらいに思って布団の中で楽しいことを考えていましょう。やがて眠ってしまうと思います。一番いけないのは「寝なきゃ」と思うこと。そんなことにプレッシャーを感じる必要はありません。明日は快晴。さあ、思いっきり、がんばるぞ!

(平成17年1月28日)

倍率

2月1日男子 締め切り分 主要校
麻布 100%
開成 107%
慶応普通部 105%
駒場東邦 93%
成蹊 111%
サレジオ 92%
逗子開成 105%
桐朋  109%
武蔵 95%
早稲田 91%
早稲田実業 97%

強気がやや下向いた印象ですが、高いところは
相変わらず高いという感じですね。

第28回 合格する子

■これまでたくさんの合格、不合格を見てきました。そして、成功する子どもたちにはいくつか共通点があります。もちろん、すべての点を兼ね備えた子はほとんどいません。ただ、この中から2つないし3つを持ち合わせているのであれば、合格する可能性が高いはずです。

■(1)明るい子

(2)ていねいな子

(3)考えるのが好きな子

(4)自分の志望校に絶対入ると思っている子

(5)お母さんが子どものことをほめている子

■明るい子、元気な子は基本的に積極的で、いろいろなことに挑戦することが好きです。したがって試験に飲まれることもなく、実力を発揮することが多いのです。いや、実力以上といってもいいかもしれません。

■試験では、ていねいな子が合格しやすいのです。決してできる子ではありません。できる子でもミスをすれば、大きく失点することがあります。ていねいな子は大崩れがまずないのです。ですから大抵は合格します。こういう子は意外に元気には見えない、明るくはないかもしれません。しかしていねいさを持ち合わせていれば合格するでしょう。

■さあ、答え合わせしようよというと、拒否する子。「待ってよ、もう少しなんだから」一生懸命考えられる子、視点を変えれば集中力のある子ともいえるかもしれません。夢中になって問題を解く子は、プレッシャーとは無縁です。どんな問題が出るだろう、ワクワクしている。そういう子はやはり合格します。

■第一志望を断固受けるといって聞かない子。こういうタイプはどうしても入りたいという欲望が強い子です。このタイプは最後に思わぬ伸びを見せます。「絶対受ける」といって聞かない子が、私のクラスにもかつていました。「ぜったい届かない」と私も思いましたが、本人が受けると言い張るから仕方がない。2日以降に安全校を用意して、本人の第一志望は尊重しました。それから目を見張る勢いで勉強を始めます。でもあまりに合格ラインから遠いので、「とはいっても無理だよね」と同僚と話していました。ところが冬期講習、正月特訓とたつにつれ、同僚も私も「ひょっとするかも」と思い始めました。だいたいそこまで勢いがあると、最後は合格してしまうのです。この子も同じでした。しかし、他の学校は滑り止めと思われたところまで含めてすべて不合格でした。第一志望にすべてをかけていたのでしょう。でもこういう子は決して少なくはないのです。

 

■「先生、うちの子、よくがんばっているでしょ」こういうお母さんのお子さんは合格します。逆に「先生、やはりだめでしょうね」というお母さんのお子さんは危ない。本人もお母さんもしっかり合格するイメージをもって受験すれば、結構うまくいきます。さあ、あと少し。しっかり合格するイメージをもって受験してください。

(平成17年1月27日)