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塾に行って、負担が増える理由

今の中学受験のカリキュラムは基本的には5年生までで習うべきところを全部習い、あとは、復習と演習を繰り返す、という流れになっています。

塾によっては社会を遅らせる、とか、まあ、多少の上げ下げはしていると思いますが概ねこんな感じ。

だから早く終わっている分、復習回が長い。よく、私が「なぞの復習回」と言っているのはそのためです。本来それをやるぐらいなら、もっとゆっくり進んでも良いと思うのです。

で、そうやって何回も復習回を繰り返して、できないところをできるようにする、ということなのですが、しかし、実体はできるところは相変わらずできて、できないところは変わらない。

なぜか?

全部やるからです。その子ができないことを集中してやる、というカリキュラムはあり得ない。それは集合塾だから、当たり前。

その結果、子どもたちの負担は増え続けているのです。

本来は、自分ができないことを集中して習う方が良いわけで、それはある意味個別指導でやるか、自分で勉強するしかないわけなので、その方法を採らない限り、子どもたちの負担はこれからもドンドン増え続ける仕組みになっているのです。

全員が同じことをするわけですから・・・。これは学校別特訓でも実は同じことなのです。


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夏休み、塾のない時間はどうする?

夏期講習、平日は毎日、というところはありますが、しかし、やる時間はそれぞれ決まっている。

6年生の場合は、午後の時間を使うところが多いでしょう。

逆に午前中は5年生以下の時間、ということになるわけですが、いずれにしても学校のない時期。給食もない。

ここが、結構大変で、両親が仕事をされていると、なかなか対応が難しい。

結局、午前中、子どもだけの時間になることになるが、ここの勉強が進まないといけないので、個別指導の塾に行かせたり、と言うケースになっていくわけです

しかし、食事の問題もあるし、また子どもたちのストレスもある。

土日でフォローするしかないのですが、しかし、いろいろ工夫が必要なのはその通りで、そこはやはり子どもたちにある程度自立してもらうことが必要になってくるでしょう。


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塾から帰ってきたらすぐ寝る

というライフスタイルはなかなか難しいでしょう。

帰ってくるといっても、9時半すぎ。

そこからどんなにがんばったとしても10時半にしか練れない。

が、まだそれでもそこから8時間ねると、朝の6時半。学校に行くまで少し勉強できるでしょうか。

大事なことは、とにかく眠ることなのです。

小学生は成長期ですから、本来睡眠が必要です。ところが、なかなか寝られない。宿題やら、復習やら、とやっていて、それに加えて本人がテレビを見たい、マンガを見たい、ということで夜が遅くなると、まず間違いなく、朝は起きられません。

朝起きられない、というのを悩みにされているご家庭が多いそうなのですが、しかし、なかなか早く寝せる工夫ができていない。

まして塾に週5日も通ったら、そんなに睡眠時間を確保できない。

脅すわけではないですが、身長が伸びなくなったりするのです。だから小学生はとにかく朝型にする方が理にかなっている。

本来、私は、家庭が塾から子どもの時間を取り返して、ある程度しっかり家で勉強しつつ、睡眠時間もしっかりとれるようにするべきだと思っています。


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