2026年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

4教科一気に解く

この時期、一度にすべての教科の過去問をやる時間を取ることを薦めています。

過去問を1教科ずつやる、ということはその教科をていねいに勉強する意味では良いのですが、本番は一気に4教科やるわけで、その体力がついていないといけない。

もちろん模擬試験でもそういう経験はしているわけですが、練習すべきは教科の出来で左右されないようにする、ということなのです。

4教科を一気に解く、というのは平日にはなかなかやれないでしょうが、一気にやると当然、科目ごとにでこぼこが出る。

あ、算数がダメだったから、今回はもうだめだ、みたいな感じにならない。

算数がダメだったら、国語で取り返す、社会で取り返す、みたいなことを考える。

それとやはり一気にやる時間でだんだん疲れてくる部分はあるわけです。

実際に3時間とか4時間ちかくかかるわけだから、体力も必要だし、粘り強さもいる。

そういうことを何度か家で経験することによって、ペース配分や最後までていねいにやる根気強さ、みたいなものを鍛えていけます。

よく私は通し稽古と言っていますが、ぜひこの時期時間をとってやってみてください。


今日の一問(算数オンライン塾から)

11月18日の問題(規則性に関する問題)

1週間無料公開されています。


逆転するぞ!

模擬試験の成績を見る限り、「こんな成績で合格するわけはない」と、もう思ってしまっているお父さん、お母さんがおられるかもしれません。

まあ、記念受験かな。とか。

いえいえ、まだまだこれからでしょう。ここから大逆転をした子は少なくありません。そんなことがなぜ可能なのでしょうか?

実は中学受験生は、結構長く受験勉強をしてきているのです。で、勉強はしているものの、まあそんなに緊張感を持って勉強してきているわけではない。だから、何となく勉強を続けていた、というのが実態ではないでしょうか。

しかし、さすがに試験前は真剣になる。と、いままで何となく勉強してきたことがつながり始めるのです。

それと、やはり入試に良く出る問題というのはあるので、ああ、これはこの前やった、みたいなことが出てくる。真剣だからこそ、気が付くことが出てくるのです。

その結果として短期間で結果が出る可能性があるのです。全くやっていなかったわけではない。まあ、多少なりとも勉強はしてきたから、その下地があるので、広がりやすくなる。

だから、ここであきらめてはいけないのです。

大逆転の法則、それは「あきらめない」ことです。最後、何とか帳尻が合えばいい。

別にこれまでの成績を持って行くわけではない。本番の一発勝負なので、そこでできさえすれば合格するのです。

結果が出て初めてあきらめればいい。それまでは「何としてでも」という気持ちを親も子も持っていることです。

そこがまず大逆転のスタートでしょう。


今日の一問(算数オンライン塾から)

11月17日の問題(文章題)

1週間無料公開されています。


第一志望にこだわる

塾の先生と面談をして、併願校やお試し受験などを決める季節になってきました。

で、そうなると、今まで第一志望の問題を中心にやってきた子どもたちが多いと思うのですが、他の学校の問題も解いておいた方が良い、という話になってくるでしょう。

この時期は、併願校の過去問も、ということで過去問の分量が一気に増える時期でもあるのです。

しかし、子どもたちは、あまりやる気にならない。

基本的には第一志望にこだわりたい、という想いがあるでしょう。

優先順位で言えば、その通りだと思うのです。

第一志望の過去問が充分でないのに、第二志望以降の併願校の過去問をやるべきではありません。

まず第一志望の過去問をしっかり終えることに力をいれてください。

その上で、次に行かないと子どもたちの気持ちの整理がつかない。

それでも併願校ばっかりやっていると、また気持ちがもやもやする。

第一志望の過去問が一通り終わっても、2回目、3回目と間に入れていった方が良いでしょう。

本当の理想論で言えば、第一志望に合格して、受験終了、というのがいいわけだから、子どもたちとしてもそうしたい。

その気持ちはぜひくんであげてほしいと思います。


今日の一問(算数オンライン塾から)

11月16日の問題(平面図形に関する問題)

1週間無料公開されています。