2026年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

親が自信を持つ

入試を迎えるにあたって、子どもたちを支えるものは自信です。
「僕は合格する」
「私はうかる」
そう思っている子は、試験が楽しみになる。

「僕は落ちるかもしれない」
「どうせだめだ」
と思う子は、試験が怖くなります。

だから、残りの期間でやるべきは「自信づくり」なのです。

模擬試験は、併願校を決めたら、言葉は悪いがもう用はない。
最後に、「準備は仕上がった、あとは試験を受けるだけ!」
と、そういう気持ちにもっていくことが大事です。
だから、やりきることが大事。

例えば、不安なテーマがあるのなら、「これを仕上げて終わりにしよう」にする。
過去問がこのまま行くと間に合わないなら、「5年分を仕上げて終わりにしよう」にする。
「あれもやってない、これもやってない」と親が思うと不安になる。不安になれば顔に出ます。

前にもお話したとおり、子どもたちはお母さんの顔を良く見ています。お母さんが不安な顔をすれば、子どもの自信をなくすのです。

だから、残りの時間をかけて、しっかり「自信づくり」をしてください。思い起こせば、ずいぶん、お子さんはがんばってきたではありませんか。

試験前日「これで、準備は整った。あとは受けるだけね。」

とお母さんも自信をもって送り出せるように、ご自分を仕上げてください。


国語の出題者の論理

国語の問題は、著者が作るのではないので、あくまで本文を根拠として答えはアである、という論理がなければいけない。

選択肢が5つあったとして、アが答えであるならば、残りの答えは何らかの形で間違っている、ということが明確にわからなければいけない。

その考え方のひとつに「書いてない」というのがあります。

本文の論理から考えると、何となく合っているかもしれない、と思えるが、実はそんなことはどこにも書いてない。

ということが出題者の論理なのです。

書いていない以上、これは正解にはならない。

というようなことに気がつくようになると、まず、読解の答えは間違えなくなります。

その意味では出題者のつもりで考えてみると良い。

良く問題を作ると勉強になる、という話をしますが、そういう論理を考えた上で選択肢を作ったり、抜き出しの問題を考えたりすると、「こういう考え方で問題が作られるのか」ということがわかってくる。

まあ、本番でそこまで考えられる余裕があるかわかりませんが、出題者の論理を意識してみると意外に簡単に問題が解けるかもしれません。


倍率は気にしない

そろそろ1月校の倍率が情報として出始めてきました。

1月校は入試日が前年と変わりやすく、数字が多少上下することがあります。倍率が上がる学校に出願をして、「あら、失敗したかしら」と思う場合もあるかもしれませんが、気にしないことです。

もちろん倍率が上がれば当然、難しくはなるのですが、しかし、その上下で受験校が変わると当然対策も違ってくるわけだから、結局準備としては不十分になります。

予定していた学校に対してしっかりと過去問をやったり、対策を続けていたのだから、受験する学校に対する準備が一番整っているわけです。

だから初志貫徹。当初のプランで推し進めてください。

塾のホームページではこれから、倍率速報がどんどん出てくるでしょう。

しかし、気にしても仕方がない。倍率は見ないのもひとつの手です。

見れば、子どもに話をしたくなるかもしれません。しかし、子どもがそれを聞いても得になることはありません。

妙なプレッシャーがかかるよりは、「知らない」で済ますのも良い方法です。