2026年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

当たるも八卦、当たらぬも

摸擬試験の合格可能性と、過去問の出来が一致しない、という子は少なくありません。

で、受験校の選択をするにあたって、どう考えるべきか、ということなのですが、一般に摸擬試験はすべての学校を1種類の試験で判定することになっています。

したがって、あくまで統計的に判断することになっているので、そのために大量の問題を出して、正規分布に近づくようにしています。

が、この出題傾向がまったく、志望校と合わないという場合があるわけです。

だから、まったく違うという場合は、摸擬試験の合格可能性が当たらない、ということは多々あり得る。過去問はできて、摸擬試験の合格可能性が悪い、という場合は一般的には、摸擬試験の合格可能性よりも過去問の出来を信じた方が良いでしょう。

では逆に、摸擬試験の合格可能性が高いが、過去問ができない、という場合は?

これも過去問が出来るようにすれば良いのです。これで、志望校を変更する必要はない。むしろがんばって過去問をできるようにしていけば、ちゃんと合格します。

両方とも悪い、という場合は、まあ、まずは過去問をできるようにしましょう。

それで解決しなければ、安全校の選択を慎重に考えれば良いのではないでしょうか。

今日の一問(算数オンライン塾から)

11月24日の問題(速さに関する問題)

1週間無料公開されています。


競争率3倍の中身

受験層が絞られてきて、次のような構成比になると、およそ2倍の倍率に収束します。

合格可能性が80%以上の生徒が40%

合格可能性が50%程度の生徒が50%

合格可能性が20%程度の生徒が10%

例えば定員300人の学校があったとして、120人は合格可能性が80%以上とすると、合格可能性で割ると受験生としては150人ぐらいいることになります。

同様に合格可能性50%の生徒が150人いて、受験生はおよそ300人。

合格可能性20%の生徒が30人いて、受験生が150人。合計600人だから、ここでおよそ倍率が2倍になのです。

ということは、競争率3倍は状況が変わる。

合格可能性80%以上の生徒が20% 50%程度の生徒が50%、20%程度の生徒が30%とすると

300×0.2÷0.8+300×0.5÷0.5+300×0.3÷0.2=75+300+450=845人となって競争率が2.8倍ぐらいになる。

受験の実感としてはこのくらいの学校が多いのではないか、と思います。だから僅差になる。

合格ライン前後という競争が一番大変になるわけです。

で、ここを突破するためには、やはり正確さ、ていねいさが物を言う。

入試結果を見せてもらうと、1点違いで10人ぐらいは平気で違ってくるのです。なので、これからはとにかく正解率を上げる必要がある。

つまらないミスをいかになくすか。特に算数では1問の配点が多いので、計算問題だけで3~4点すぐに違ってきます。

ていねいに、ていねいに解いていきましょう。

今日の一問(算数オンライン塾から)

11月23日の問題(規則性)

1週間無料公開されています。


良い学校は多い

併願パターンを決めるにあたって、いろいろな資料を見ていると…。

え、ちょうど良くない? みたいな学校を見つけることがあるかもしれません。

そう、そこに気が付いたのは、やはり親だから。

だから、その学校を良く知らなければしっかり調べましょう。

案外、子どもに合う学校だったりするのです。そうやって子どもたちの可能性を広げられます。

いろいろ悩んだり、考えたりする時期です。でも一生懸命考え、できる限り調べ、そして併願校のラインナップを決めましょう。

良い学校、たくさんありますから。

今日の一問(算数オンライン塾から)

11月22日の問題(平面図形に関する問題)

1週間無料公開されています。