2025年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

集合授業は数を入れることにこだわり、個別は個人を入れることにこだわる

私も、長いこと集合授業をやっていて、その後、個別をやり始めたので、その両方の意識の違い、というのは感じます。

集合授業というのは、やはり人数を入れる、ということにこだわる。学校別をやっていても、昨年何人入ったから、今年は何人、みたいな感覚がどうしても出てくるのです。

一方、個別指導は、人数は元々いないので、頭からなくなる。

で、単純にこの子を入れるにはどうするか?しか考えなくなる。

まあ、当たり前といえば当たり前の話ですが。

だから、家庭としては、今の我が子にとって、何が大事なのかを考えておいた方が良いでしょう。

長年、日本の受験産業というのは、競争を生徒に強いてきたところがあって、何でもかんでも競争させる、みたいなところがあります。

しかし、本質的にそれが正しい方向なのかと言えば、実はそうではない。

本人に合格できる力がつくかどうか、が大事なので、他の子のことはどうでもいいのです。その塾で何番になろうと、合格しなければ、受験としてはやはり失敗になるわけで、だからこそ、良く我が子の状況を見ていないといけない、と思います。


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1種類の試験ですべての学校の合格可能性を判定するのは、妥当か?

以前、大手塾のシステム開発のお手伝いをしたときのこと。

やはり1種類の試験で、すべての学校の合格可能性を判定する、という仕組みでした。で、中学受験は、各中学の独自入試だから、いろいろな出題傾向がある。

なので、まあ、その特徴的な部分は、問題のパターンとして、作問時に折り込んでもらい、ある程度重み付けをかけて、合否可能性の判定を行う仕組みにしました。

で、作った当時から、思っていたことですが、これはやはりムリがあるのです。

だって、1種類の試験で全部を判定するわけですから。

確かに要素分配をして、重み付けも変えているが、しかし、その学校の試験ではないので、同じ試験とはとてもじゃないが言えない。

ただ、唯一救いがあるのは、これが統計的に判断できる、ということです。

つまり1番から成績順に並べて、正規分布の表から偏差値をあてはめ、かつ追跡調査をやって、このラインの子どもたちがどの位志望校に合格し、どのくらいこぼれているのか、を考えると、まあ、それなりにこの辺ぐらいなら、合格しそうじゃない?みたいなラインが出てくるわけです。

それを80%と言ったり、なんちゃらラインと言ったりしているのですが、やっていることはみんなそう違いはない。

で、これは当たるのか?

当たるともいえるし、当たらないとも言える。

なぜなら、違う傾向の試験で、集団も全く違うところの合否ラインを正確に算定することはできないでしょう。唯一、統計的に、こんな感じ、ぐらいまでしか出せません。

だから、この数字を「持ち偏差値」と称して、いろいろな選択に使うのは危険です。ずっと危険だとお話していますが、まあ、しかし、他の数値がないから、これぐらいしか頼れない、と言われれば、それまでなのですが。

でも絶対では全然ない。

学校別模擬試験の合格可能性はどうですか?と聞かれることがあるのですが、これは、出題傾向を塾が研究して、問題用紙までそっくりにつくるから、傾向としては問題がないのですが、なにせ集団が小さすぎる。

その学校を受ける生徒の過半数でも受験してくれれば、何とかなるのでしょうが、それでも半分がどういう集団かわからないので、何ともいえないところはあるのです。

ということで、ぜひそのくらいのものだ、と思ってください。少なくとも絶対視するのは、やめていただいて、まあ、参考程度に、と考えていただいた方が良いと思います。


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偏差値が高くても、合わなければ意味がない

偏差値が高ければ何でもいいのか?

というと、実はそうではないのです。子どもたちの大事な6年間を過ごすにあたって、本当に良い環境なのか?

子どもが伸びなければ、何の意味もない。

むしろただ、コンプレックスだけを持って卒業した、というような話になると、これは合格して良かったのかどうか、ということになるでしょう。

学校も1列に並べられているので、本当の意味で、学校のいろいろな良さがわかりにくくなっているところはあるのです。

まあ、数値は参考程度と考えて、まずはどんな学校か見に行ってみましょう。

そこにいる生徒の様子を見ているだけで、感じるところはあるものです。



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