2019年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

志望校の選び方-3-

さて、ここまで考えてくると志望校はかなり絞られてくるのではないかと思います。これらの学校について、今度は子どもたちに行ってもらいましょう。機会としては文化祭が一番、良い機会になるのではないかと思います。秋は模擬試験などもあって、あまりゆっくりできないかもしれませんが、なるべくじっくりと体験してもらいましょう。

その中で、子どもたちなりに感じるところはあるかと思います。例えばサッカーの好きな子が、文化祭でサッカーの試合をやっているのを見るだけで、かなり魅かれるだろうと思います。その他、学校の施設が最新のものだったり、あるいは雰囲気がクラシックだったりして子どもたちが気に入る場合も少なくありません。ただ、子どもたちの場合は、やはり雰囲気ですから、たまたま違う場面に会えば、違う結論になるかもしれません。

ただ通うのも、勉強するのも子どもたちですから、本人が気に入った学校がやはり一番です。ですから、お父さん、お母さんが十分吟味した後で、本人を連れて行った方がすんなり決まるかもしれません。子どもたちはきわめて流動的に志望校を口にします。例えば、親しい友達が、志望校を口にするようになると、「僕もその学校を受ける」と言い出すことはよくあることです。

その学校が家から近かったり、またお父さん、お母さんが納得のいく学校であればいいですが、そうでない場合もあるかもしれません。そこで頭ごなしに「そこはだめ」といってしまうと子どもがかたくなになってしまう場合があります。ですから、その場合はしっかりお父さん、お母さんの考えを説明してあげるといいでしょう。

いずれにしても、ここまで考えてくれば子どもたちも自分がここに行きたいという気持ちになってくるでしょう。やはり「ここに入りたい」と強く思っている子どもたちは、努力もするし、成績も上がってきます。受験はやはり目的があってやることなので、少なくも5年生の秋までには第一志望を考えておくといいでしょう。


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志望校の選び方-2-

入学した後最低6年間通学しなければなりません。したがって自宅からの通学時間はもちろん、考慮にいれなければなりません。クラブ活動のことを考えると、朝練もあるので通学時間は1時間以内にしておく必要があります。1時間を越えると、中1、中2のころはかなり体力的に消耗することになります。ですから自宅から1時間以内という目安で学校をリストアップします。

受験校か付属校か、管理型か放任型か、そして通学時間を1時間以内ということで選定すると、かなり学校は絞られてくると思います。これらの学校について、これから調べていきます。

学校の内容を知る上でまず重要なのが学校説明会です。説明会ではその学校の指導方針、教科内容、学校生活、クラブ活動、進学指導など細かく説明してくれますので、まずその内容を確認することです。特に重要なのが学校の指導方針で、どういう点を重要視しているのかに注意してください。

例えばあまりに進学指導に力をいれていると、生徒の将来や可能性を伸ばすということよりも、大学進学実績のことばかりに注意が行って、進学できそうな子にとってはかなり大変な勉強をさせられることになるし、そうでない子はほっとかれる可能性があるのです。中高の生活でで最も大事なことは、いろいろな教科、科目を経験しながら自分の好きなもの、得意なものをみつけていくことにあります。したがって成績ばかりにこだわられてしまうと、本当に子供の将来につながる可能性を見過ごされてしまうことになりかねません。その意味で校長先生の話は大事なポイントです。どのような方針で学校の運営されているのか、しっかり聞いておきましょう。

中高の子どもたちの生活の中でかなりのウェイトを占めるのがクラブ活動です。子供たちはクラブを通じて先輩、後輩との付き合いを広げ、社会性を身に着けていきます。その意味では、子供たちがやりたいクラブがあるかどうか、またその活動が活発なのか、そうでないのかなどもしっかり確認してください。

子どもによっては、何よりその部活に入りたい、というのが志望動機になることがあります。しかし、受験勉強するのは本人ですから、動機が曖昧であるよりはよほど良いのです。最近はグラウンドに芝生を採用する学校も増えてきましたが、それで一気に志望熱が高まった子もいます。

もし観戦できる対外試合があれば、見に行くのも大事な受験勉強のひとつでしょう。


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志望校の選び方ー1ー

新学年が始まって、そろそろ説明会や文化祭などのイベントも始まってきました。これから志望校の選び方についてお話をしていきたいと思います。

まず最初に受験校を選ぶか、付属校を選ぶかという選択があります。受験校は大学受験をする学校、付属校はそのまま系列の大学に進学する学校のことですが、これはそれぞれにメリット、デメリットがあります。大学受験は確かに大変ですが、自分の志望する大学を自由に受けられるという点はメリットです。付属校にした場合、自分の行きたい学部が系列の大学にない場合がありますから、大学受験をした方が選択肢は増えます。

一方付属校は、大学受験がありませんから、中高6年間、受験勉強にとらわれずに自分のやりたいことができます。クラブ活動にしても、勉強にしても自分でやってみたいことを幅広く挑戦することができます。どちらがいいかは、お子さんの性格やご家庭の考え方によりますので、しっかりと話し合われてみるといいと思います。

次にスクールカラーを考えてください。学校は大きく分けて管理型と自由放任型に分けられます。近年は管理型の学校が増えてきましたが、これは大学受験に向けて子どもたちの勉強をしっかり管理していこうという考えから生まれているようです。宿題も多いですし、勉強はなかなか大変ですが、しかし大学受験では効果が認められています。

一方自由放任型はなるべく子どもたちの自主性を尊重して、自分の得意なこと、好きなことを見つけさせて行こうと考えています。学習も研究型の内容が多く、レポートで成績が決まることもしばしばです。子どもたちがしっかりしていれば、自由放任型の方が楽しい学校生活になりますが、自由と奔放を履き違えると勉強もせずだらだらした生活になってしまう可能性があります。これもお子さんの性格によって選択が変わってくるでしょう。管理型が合わず、退校してしまう生徒もいますから、その辺はじっくり考えてみるべきだと思います。


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