2017年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

記述対策を考えるか

国語の記述問題はここのところ学校別傾向としてよりはっきりしています。

今後大学受験でも、記述の解答方式が増えることが予想されるので、本来受験校としてはやはり記述力を見る問題を出したいところではあるのです。

しかし、一方で記述の問題は解答するのに時間がかかる。したがって、たくさんの問題を解かせるわけにはいかないという問題点があります。

例えば長文を読み、その趣旨をとらえ、課題に答える、ということを大きく2つの文章で設定し、かつ文法や漢字の知識も問う、というようなことを1時間弱の試験時間の中で実現させることは困難です。

だから、物語文か、説明文のどちらかという二者択一を考えるか、それでも二つの文章を読ませる場合は文章の長さをコントロールしないといけない。

一方で採点時間の問題もあるのです。記述の採点はなるべく一人の人間が同じ採点基準で採点することが望ましい。しかし現状試験から合格発表までの時間は短縮される傾向にあるので、じっくり採点をする時間的余裕がない場合も考えられるわけです。

そういう諸般の事情を考慮しつつ、このくらいの記述は出したい、ということで今の入試問題は吟味しているところがある。

したがって記述が出る、という学校はやはり今後も今までの出題割合で問題を作るだろうし、断念する学校は今後も断念するだろうと思われます。

だから学校によって記述対策をするかどうか、はっきりしている。だから、もう第一志望は決めていないといけないということになるのです。

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組み分けの位置は上がらないのが普通

毎月、毎月組み分け試験がある塾が多くなりましたが、まあ、その位置が変わらない、という子どもたちが一番多いのではないかと思うのです。

「また、今度も変わらなかった」とか、「ひとつ、落ちた」とか、そんな感じ。

これはしかし、よく考えてみると当たり前のことであって、長い間通っているとその集団の中における位置というのは、統計的に収束してくるわけです。だから、がんばって今の位置をキープできればいい、と考えるべきなのではないでしょうか。

もちろん今まで相当手を抜いていた、ということであれば、飛躍的に上がることがあるかもしれませんが、まあ、そういうことはあまりない。だから「上がらないねえ」と言うこと自体が過ちと言ってもいいかもしれない。

現状、良くキープした、というのが正しい認識だと思うのです。

だから順位についてはそういう認識で子どもたちを褒めて、むしろ具体的に何ができなかったのかを整理していくことの方が大事でしょう。そのデータがやがて夏休みや追い込みのときに生きてくる。課題はそこにあるわけだから。

テストは対策よりも復習に力を入れる方が良いのです。

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動き出す大学入試対策

新たな大学入試制度が検討されてはいるものの、まだ明確な形が見えにくい中、それでも各校は今後の大学入試対策に向けて動き出し始めています。

これから先に問われていることは、単に覚えたことを答えるだけではなく、その場で与えられたいろいろな資料やデータから自分なりに問題を分析して答えを導き出し、それを表す、人に伝える、という能力でしょう。

これは単に日本語だけではなく、英語でもできることが望まれている。

ということで、これまでのカリキュラムだけではなく、各教科でそういう訓練をしていくための教材や授業の検討が進んでいます。

これがひとつの形になっていくと、次に入試でもこれらの力を持つ子を見極める問題、に傾向が変わっていくでしょう。

これまでの傾向を追いつつも、そういう点もある程度対策をしていく必要が出てくるように思われます。

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