2017年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

解説を写す

過去問をやっていると、難しい問題にぶつかることもあるでしょう。

解答を読んでみても、今一つわからない。何いっているんだ? これ。

解説にもよりますが、何か見つかっていないから、わからない場合があるのです。

そういうとき、塾の先生に質問に行くのもいいが、実は解説を写してみるのも手なのです。

確かに面倒なのですが、しかし、写していると、なぜここがこうなるのか?と思うことが出てくるでしょう。

それを考えているうちに、「あ、そうか」とわかる。発見する。

この発見が大事なのです。

私は算数の問題をパターンで覚えてはいけない、とよくお話します。もちろん基礎として、例えば流水算で(下りの速さー上りの速さ)÷2=流速みたいなことは覚えないといけない。だが、これはこうする、と解き方を暗記するのは意味がない。

良く碁や将棋で定石というのがあって、それをむやみに覚えるという場合がありますが、なぜ次にそこを打つのか考えられた上での話でないと、相手がちょっと変えるだけでもう太刀打ちできなくなる。

算数も同じです。だから棋譜を研究するのに似ている。そのために、解説を写す、といいのです。

解説を写す際に図も写してみると、図の書き方もだんだんうまくなってくる。

質問のために長い行列を待つぐらいなら、もう一度自分で考えてみる方が早い場合もあるので、ぜひやってみてください。

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過去問の計画を立てよう
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後半に向けて

夏休みを終えて、ほっとする9月。しかし、この時期は非常に難しい時期なのです。

学校が始まったので、新たにペースを作らなければいけない。しかも授業内容が秋になると変わります。おおむね、どこの塾でも入試に向けて実戦的な練習が始まるでしょう。したがって、自宅の勉強の内容も当然変わっていかなければならないのですが、それがうまくいかない場合が少なくありません。

かつ、模擬試験が始まります。夏休みに勉強をしたのだから、成績が多少は上向くだろうと親は期待しますが、存外、そううまくはいきません。もしかすると下がってしまうかもしれません。これは、夏に勉強した内容がまだ十分に定着しないために、混乱をきたしているからです。知識が増えたりすれば、迷う内容も増えてきますから、間違う可能性も増えるわけですね。

秋の学習のポイントは
(1)過去問
(2)復習
(3)暗記
の3点です。

過去問は第一志望、第二志望を中心に時間をはかって練習を始めましょう。夏に一通りやれていれば、ある程度点数はとれるでしょう。初めて練習する場合は苦戦する場合もありますが、その場合は解答、解説をみながら、ていねいに復習していくことです。点数はあまり気にせず、理解することを重点においてください。

復習は授業の復習。塾にせっかく行くのですから、その復習をしっかりやり、理解を深めましょう。特に算数はできなかった問題を解きなおしてみることです。解きなおしてできれば問題はありませんが、できなかった場合はやはり十分に理解できていないわけですから、解説を読むなり、先生に質問をして理解を深めてください。

暗記は暗記用のテキストや以前にご紹介した知識ノートを使って、知識を覚えましょう。これは一回やったらOKということにはなりません。何回も繰り返していくことをおすすめします。

以上の内容をまた1週間のスケジュールに落とし、かつ11月末までにいったい何を仕上げるのか、具体的な目標を持つといいでしょう。

(1)第一志望、第二志望の過去問を過去10年間仕上げる。
(2)暗記テキストを3回繰り返す。

などの具体的な目標を決めて、スケジュールをつくってください。途中、模擬試験の結果が返ってきますから、その内容によってまた勉強の中身を検討する必要があります。分野的によくわかっていない部分が明確になってくるでしょうから、その範囲を集中的に勉強することも大事なことです。

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校長先生の感想

ある校長先生と話をしたときのこと。

ここのところ、その学校の偏差値は少しずつ上がり続け、今では大手3社の模擬試験偏差値で60を超えてきているのですが、その先生が「今の子どもたちはできるようになっていない」と言うのです。

昔に比べれば格段に生徒のレベルは上がったはずなのですが、特にここ数年、入学する生徒の手応えがない。なぜだろう、という話になりました。

で、思いつくことでいえば、みんなが相当早くいろいろな勉強をさせられていること。じっくり読んだり、書いたり、ということができていないかもしれない、という話をすると

「それはそうかもしれない」

というところに話が落ち着いてきました。

中学受験の問題は小学校の勉強とはかけ離れたところにあるので、どうしても塾での勉強に比重がかかるわけですが、塾でしっかり計算をやったり長い文章を読んだり、ということができるかといえばそうでもない。

つまり地頭が良くなる、というような練習ではなく、目先の点数を取ることに特化した訓練が積まれた結果、いざ根本的にものを考える、というようなことができにくくなっている。

疑問を持たずに、それは覚える、みたいな勉強の進め方といってもいいかもしれません。

で、手応えがないので、入学後にもう一度じっくりやり直すことにしたのだそうです。

「中高一貫6年間ありますから、中学校の間はなるべく自分で掘り下げる勉強をさせよう、ということにしています。」

その学校で大学受験の実績がここのところ上がってきているのは、そういう取り組みが功を奏したからかもしれません。

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