2017年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

冬期講習に行かない

6年生の冬休みは講習とその宿題、と復習、で終わってしまうかもしれません。

しかし、時間を作った方が良い場合があります。(つまり、それは塾に行かないということ。)
1 十分に受験校の過去問が終わっていない
2 素点と見込み点にまだ大きく乖離がある
3 どうしても、不安な分野がある(本人がこの分野はわからないと言っている)

これは、塾の講習で直せない。個人個人の課題になっているのです。

1 これは塾がいかん部分もあります。なかなか過去問をさせない。「今やってもできない」「自信を失うだけ」みたいな言葉が先行するが、実際に遅れてしまっている。(塾はなるべく全員を同じカリキュラムで動かしたいだけなのです。)だから全部終わらない。そういうと「終わらなくても大丈夫。それよりは塾の勉強をしてください。」って、「出ない問題」をやらされているのです。
もう、そういう状態とはオサラバしてください。まず、過去問をしっかりやる。

2 過去問をやったはいいが、素点と見込み点の乖離が大きい。(素点は最初の点数。見込み点は答えを見ずにやり直してとれる点数)。特に算数で、この乖離が大きい子は、失敗する可能性が高い。算数で点数をとれないと、中学受験はなかなか苦しいのです。だから、今の力で確実に点数を取ることを工夫してください。これは、実際に過去問をやる中で、できてくることなのです。ただ、その意識がないと身につかない。だから、過去問をやるときに素点と見込み点をつけ、正答率も出して、と、意識をさせる。式を書く、計算を書く、それを見直す、問題文を読み直す、そういうことをチェックしましょう。

3 ここへきて、「いやな分野」が残っている子がいます。例えば、電気がわからない。政治経済ができない。
そういう意識を持っているだけで、試験に対して消極的になります。だから、ここで一気に解消しておくべきです。まとめて時間をとって「これでわかった」というところまでは、勉強しましょう。塾でやってくれるとは限りません。できることをやったって意味がない。今は課題を克服しないといけない。だから、個々の対応がいる時期なんです。

風邪やインフルエンザに気をつけて、納得のいく冬休みにしてください。


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なぜ、そうなるかわかっているか?


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ああ、そうか

この時期、たくさんのことを覚えていきます。

そうなると、ひとつの知識がいろいろ広がってくる。この前までわからなかったことがわかったり、気が付かなかったことを気が付いたりする。

良くあるのは、地理と歴史の知識が結びつく。

例えば、安土桃山時代の桃山はどこだったのか?

安土は安土城だとすれば、桃山は当然秀吉の居城。じゃあ、大阪城? いえ、桃山は伏見です。

伏見ってどこ? ああ、あの伏見稲荷? 京都の南側だ。

というようなことがどんどんつながってくる。

広島の宮島、厳島神社を作ったのは平清盛。最初、日本三景で覚えていたことが、今度は歴史でつながってくる。

というようなことはたくさん起こってきて、そうなるといろいろな知識をしっかり覚えられてくるようになる。

そういう意味で、今はいろいろなことを知っている時期です。それがずっと続くわけではないが、入試までの間、しっかり勉強を続けていくことで、さらに理解が深まっていきますから、がんばっていきましょう。


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あてはめはしない


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勢いをつける

受験は勝負事ですから、気持ちが前向きな方が力が出やすい。「落ちること」を恥ずかしいことだと思うと、落ちることが恐くなるから、プレッシャーがかかりやすい。しかし。何としてでも合格する、というような強い気持ちを持っていれば、あまりそういうプレッシャーに惑わされることがなくなります。

大事なことは、そういう雰囲気は家庭のなかで作れるということです。

もちろん塾でも同じこと。注意することは当然ありますが、これはいけそうだ、というような雰囲気を子どもに植え付ける。

「できるようになったねえ」
「覚えたねえ、前はできなかったのに、大したもんだ」

というようなフレーズは、誰彼となく口にしていくと、本人も悪い気はしない。調子にのっても、と言われることがあるが、調子にのるぐらいでちょうど良いのではないだろうかと思うのです。

ずいぶん長い準備をしたにもかかわらず、結果は数日で出てしまう。え?これでおしまい、みたいな感じになるので、その分、やはりその短い期間に乗りに乗っている、というような状態にすることが大事。

ちょっと、良いことがあったりしたら、話題にしてしまうことも忘れずに。

「あら、ちょっとついてるじゃない???」


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過去問をやってほしいのに


5年生の教室から
今の成績はある程度棚上げする


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