2015年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

塾や予備校が医学部受験に力をいれるわけ

大学受験の中でもやはり医学部の受験は特殊でしょう。

基本的に大学受験は国公立と私立に分かれるが、私大医学部の授業料はやはり相当高い。病院の跡取りみたいなことでもないと、なかなか踏み切れる金額ではありません。したがって、国公立の医学部をまず狙うことになります。

ところが国公立の医学部の定員はやはり少ない。これはやはり医者を育てるのに、相当コストがかかるからです。だからおいそれと定員を増やすことができない。

したがって定員枠や偏差値の状況を見ながら、関東の受験生が地方の国公立大学の医学部を受験する。学生が全国の国公立大学をめざすわけです。これは非常に特殊です。

国公立大学の法学部をめざす学生は関西なら、やはり関西の国公立を狙うでしょう。地方の大学の法学部は特殊な事情がない限りあまり選択しない。しかし、医学部はそうではなくすべての国公立大学の医学部が対象となる。

一方、地方の大学としてはやはり地方に根付いてくれる医者を育てたいと思うところはあるわけで、そうなると地方枠をある程度取ろうという動きもあるので、また入試が厳しくなったりする。

浪人の数は激減しましたが、この分野はやはり浪人生がまだまだ多い。塾や予備校も医学部の受験に関しては相当力をいれているのは、やはり潜在的に競争が厳しいからに他ならないわけです。

文部科学省の方ではなるべく医学部の定員を増やしたいところではあるのですが、しかし医者になった後は厚生労働省の所管になり、例えば臨床研修の予算は厚生労働省ですから、医学部の卒業生が増えても国家試験の合格枠が増えなかったりするアンバランスもあります。

だから、少子化が続くにもかかわらず、医学部受験はまだまだ厳しいものが続くでしょう。その分、塾や予備校が最近、医学部、医学部といっているのは、ここだけまだ競争が本当に厳しいからなのです。その分、対策に費用を家庭がかけてくれる部分が他の学部に比べて大きいのです。

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テストの目的

中学受験は昔から週例や月例テストが行われてきました。

夜遅くまで塾で勉強する、ということはあまり考えられなかった当時、子どもが自分なりに勉強したことを試して、その成果を確認する、という作業は非常に重要な方法であって、これは今でも変わらないと思います。

つまり、自分はどこまでわかっていて、どこができないのかを確認する、ということがこれらのテストの目的なのです。今週や、今月のテーマが決まっていて、それがどこまでわかっていて、あと何を加えなければいけないのか、ということを確認することが重要なステップです。

ですから、週例テストなり、月例テストなりは学習を進める上で非常に重要です。これは、中学受験が高校受験に比べて格段に有利な部分でもあるのです。実は高校受験においては、中学受験ほどカリキュラムが全体として動くことがあまりない。学校の進度も違うし、都道府県によって事情も違うので、全体像をつかむことが案外難しいのです。その点中学受験は学校のカリキュラムとかけはなれているので、受験自体のカリキュラムが独立的に進むから比較的多くの受験生があるペースで勉強しているわけで、その中で理解度を試すということができるのは非常に便利であるのは間違いない。

ただ、この目的以外に使われているから、消耗の度合いが高くなっていると思うのです。例えば社会などの知識を覚える勉強はもう少し後でやろう、みたいなことはできない。クラスが下がる、という恐怖心があるから、そんな余裕はなくなってしまう。これが子どもたちのプレッシャーやストレスを過分にしていると思えます。(子どもたちだけでなく、お父さん、お母さんもそうかもしれません。)

本来の目的に帰してテストを考えてみると、その結果から何がわかっていて、何が不十分なのかをチェックし、それを今度、いつやるかを検討し、実際に実行する、みたいな流れを考えなければならないが、そんな余裕もなく、その補充も行われず、もう次の試験のカリキュラムに向かってしまっている。

少なくとも試験が終わったら、その反省をして、もう少し、その勉強を補充してから先に進まないと、理解が積み重ならなくなり、結局テストで良い成績をとった子どもたちばかりが有利になっているように思えるのですが。

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宗教的な活動を調べておく

宗教法人が創立した学校は少なくありません。

2015年のサンデーショックは、プロテスタント系の学校が日曜日は安息日で学校の活動をしないということから起こるものですから、それぞれの宗教活動が、学校生活に少なからず影響します。

本来これらの学校は、信者の子弟教育と布教を目的としているわけですが、日本の場合、信者でなくとも受けられるし、入ったからといって入信させられるということもありません。

ただ、例えばキリスト教系の学校では、聖書の時間はあるかもしれないし、仏教の学校では、座禅をする施設があったりするわけです。

実際に聖書の時間が苦痛になった子がいるし、入学式の日に演壇の向こうに仏像が出てきてびっくりされた方もいました。

これはその学校の特質でもあるわけですが、やはりどんなことがあるのかは事前にしっかり調べておいた方が良いと思います。

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