2015年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

算数に定石なし

相似の授業が終わった後、子どもが教室に残って、こんなことを言いました。

「この問題はね、ここにこう線を引くんだ」

多分、本人はそれがその授業で初めてわかったのだろうと思うのです。きっと、それがうれしかったのだろうから、私にそういうことを言ったんだと思います。

しかし、それを聞いていて、私はちょっとした不安を感じました。この子はもしかしたら、それを一つ覚えでやってしまうのではないだろうか?

将棋や碁には定石があります。しかし、定石は試合中、当然変化が起きるわけで、定石通り収まるかどうかはわからない。

入試問題も同じで、「あ、これ、見たことある」と思った瞬間に足元をすくわれることがある。つまり、よくある問題に似せて実は変化を含んでいる。

そういうことは入試問題ではしょっちゅうあります。そして、それを定石通りやって、間違える子どもたちが多いのも事実。

良くパターン問題、といわれるものがあって、それは本当にパターンがあるわけですが、しかし、何でもパターンがあると思ってはいけない。

問題は予断なく、分析を始めないといけないので、「ここは、こう引く」みたいな覚え方をしてはいけないのです。

算数の問題ですべてのパターンを網羅するなど不可能です。だから、考える力そのものをつけないといけない。考える力というのは、変化に対応する力です。

出題がパターン問題から変化しても、そのものをしっかり考えられれば、特に問題はない。

だから、あまりパターンとか、決まった解き方に頼らないことです。

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耳を使う

例えば関西に行ってみると、小さい子が見事に関西弁をしゃべっています。福岡に行けば、博多弁をしゃべっている。

子どもは文字がわからずとも、親や周りの大人がしゃべる言葉を、真似て言葉を覚える。つまり耳がある意味大人より発達しているところがあるのです。

良く小さいときに本の読み聞かせをするのが大事と言いますが、これも同じような理由です。

しかし、成長するにつれて文字から情報を得る能力が発達してきて、だんだん耳からの情報処理が少なくなる。しかし、まだ小学生のうちは耳の力は決して小さくはないので、例えばお母さんがテキストを読んであげたりすると、結構頭に入っていったりするものです。

動画というのはその意味では、子どもが勉強する手段としては効果のある方法です。耳から情報が入ってくるから、子どもの理解が進みやすい。

もう少し耳を上手に使った勉強法を工夫しても良いかもしれません。

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地方の中学受験

中学受験と言えば、首都圏、関西圏、名古屋圏と北九州の一部というイメージが強く、これら以外の地域ではやはり高校受験が中心でした。しかし、事情は少しずつ変わり始めています。

一番大きかったのは、公立の中高一貫校でした。

首都圏を中心として中学受験がゆとり教育の反動で過熱化する中、公立も中高一貫のルートが必要だという議論になり、教育の複線化を目的として、各都道府県に少しずつ作られていったのです。

しかし、今まで公立高校に進むルートが一般的だった地域からすれば寝耳に水のところはあって、ざわざわし始めた。

特に慌てたのは地域の私立高校でした。このままでは、早い段階で優秀な子どもたちが、中高一貫校に囲い込まれてしまう。

そこで私立の中には自分たち自身も中高一貫校に変わってしまうところが現れました。

その結果として中学受験は全国的なものに変わりつつあります。もちろん首都圏のように学校が多いわけではないので、それほど過熱感があるわけでもないし、実際には一部の層のものにとどまっている部分があるでしょう。しかし、受験である以上、それなりに準備をしないといけないのも事実。近年高校受験だけだった塾が中学受験の対応を始めたところも少なくありません。

複線化、ということは受験準備の複線化をもたらす部分もあるわけで、中学受験は実はじわじわと全国に広がってきているのです。

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