2015年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

偏差値表

いろいろな塾で偏差値表を配る時期になりました。

偏差値表というのは、縦軸に偏差値があり、横軸に試験日程で学校が並んでいる一覧表です。関東の場合は、1月から埼玉、千葉県で入試が始まり、2月1日以降東京、神奈川が並んでいくあの表のことですが…。

長いことこの表を見てきているので、ある意味なんの違和感も感じていないのですが、しかし、良く見るとこの表はやはり変だなあ、と思います。

例えば合格可能性80%の偏差値で見たときA校とB校が同じ62で並んでいたりするわけです。でもこのA校とB校は同じか、といえば当然のことながら全く違う。受験校、付属校の違いもあるかもしれないし、男女別学、共学の違いがあるかもしれない。管理型の学校もあれば、放任型の学校もあるでしょう。でも一覧にすると同じに見えるわけです。

で、お父さん、お母さんも良く知っている学校ならばその違いがわかるわけですが、だんだん学校選びをこの偏差値表でしていくと、偏差値が同じ学校はみな同じに見えてくるのです。

あるお母さんと面談をしていたときのこと。そのお母さんは地方の出身なので、東京の学校のことはあまりご存じありませんでした。

「いっぱい似たような学校があるんですねえ」

最初はえ?と思いましたが、確かにこの表を見ていると、そんな風に見えたとしてもおかしくはない。

学校選びについつい使ってしまう表ですが、使い方には充分気を付けてください。

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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

都合の良い話ばかりだから
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書いてあることだけが根拠

以前、ある学校の先生と話をしたときのこと。

「有名な小説だったり、まあ、過去いろいろな学校で出題されたことのある文章というのは、子どもたちも読んだことがあるわけです。で、こういう文章をなるべく問題にしたいと思っているのです。」

と言われました。普通は他の学校で出題されない文章を使いたいのでは、と思ったのですが、そうではないようです。

「入試問題の読解というのは、そこに採録されている文章がすべてです。例えばその小説の筋を知っていたとしても、それは読解の問題はありません。そこにないのだから。しかし、有名な問題を出すと知っていることが多いから、余分に考える。特に読書量が多い子だったり、あるいは国語が得意という子が案外、この罠にひっかかります。」

「でも、国語のできる子をとった方が良いのではないですか?」

と聞いてみると、

「いや、そういう子は本当に正しい読み方をしていない。本来大事なのは目の前にある文章なのです。そこに何が書いてあるか、それを正確に読み取ることが大事であって、それを元に考えることがまず基本。それがすっ飛んでしまうと学問的には遠回りです。」

というお話でした。

よく作問者は作者ではない、というお話をします。つまり作問者は採録された文章からだけ判断できる内容を問題にするわけで、したがって解く方もその前提でものを考える。採録された文章に書いてなければ、たとえその筋を知っていたとしても、それはわからない話でしかないのだから、気を付けて解いていった方が良いでしょう。

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うちの子の偏差値
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キッチンタイマーで集中

6年生2学期になると、ホワイトボードに磁石でくっつくキッチンタイマーが登場します。

6年生の勉強はこの時期どうしても問題演習が多くなるわけですが、問題を解ける時間は子どもたちによってさまざまです。それをそのままほっておくわけにはいかない。

したがって、15分間で3題みたいに小分けをします。試験演習などは試験時間に合わせることもあるが、これだと時間が長くなって解説しようと思っても問題をやっていない子も出てしまいます。

そこで、短くする。もともと短い時間でやるわけだが、それでも問題を必ず解くことにはなるので、やらない問題の解説を聞く、ということはなくなります。

土台、集中して勉強しないと、なかなか理解できないものです。

ただし…

集中すれば、結構くたびれますから、これはそんなに長い時間できるわけではない。

あまりに長い時間を勉強に費やすというのは、ダラダラしてしまいやすい。案外机の前に座っている時間は長いが、全然はかどっていない子は多いものです。

短い時間を使うことで、ちょっとした空き時間も勉強に使うことができるし、また問題に集中する力が上がれば確実に問題を解く力も向上します。

勉強は集中してやり、テーマは切り替えていった方が飽きずにやれて効率が良くなるようです。

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