2014年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

強気と弱気

志望校を考えている段階で、やはり気になるのは子どもの成績でしょう。

偏差値と合格可能性80%偏差値を比べてみると、やはり弱気の虫が出てくるものです。

「これは届かないかなあ、だとしたら、別の学校を考えないといけない」

というのは、多くのご家庭で経験されることだと思います。

ただ、現在は受験人口の下降期なので、やはり多少偏差値がぶれます。倍率があまり変わらなくても、受験している層が下がっていることもあるわけで、実際にこれから各塾が2014年予想を出してくると思いますが、トップ校は別にして多少やはりやさしくなってくる部分はあるのです。

だからといって強気一辺倒でもいけないのは当然のことで、抑える学校や実力相応校というのも視野にいれておかないといけない。

私は良く「狙うべきは狙う、抑えるべきは抑える」というお話をしますが、第一志望は子どもたちが勉強する大事な動機です。ここに合格したい、と思うからがんばる部分は大きいので、それなりに魅力のあるものでないといけない面がある。だから、ここは多少偏差値が離れていても狙うべきでしょう。

一方で第二志望以下は、お父さん、お母さんがしっかり考えていかないといけない部分なので、これはこれからデータを見ながらだんだんと決まっていくでしょうが、安全面をある程度考慮しなければいけないわけです。

大事なのはバランスなので、弱気になりすぎてもいけないし、強気になりすぎてもいけない。

ただ、今は第一志望を考える時期ですから、多少強気になられている方が良いでしょう。

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物語文の題材

以前は、物語文の題材として戦時中の話が良く使われました。

疎開のときの子どもたちの様子や、空襲を受けた家族の話などが良く問題になったものですが、最近はほとんどみかけなくなりました。

状況をつかみにくくなっている、ということもあるのだろうと思いますが、逆に最近題材となる話は身近なものではあるが、心理のあやが結構複雑になってきているように感じるのです。

戦争のように悲惨な状況ではないが、事件が起きて、子どもたちの間でいさかいがおきたり、あるいは家族の気持ちが揺らいだり。

その気持ちをつかむ、ということが物語読解の中心になってきているので、精神年齢を問われる部分が大きくなっています。

一方で、今の子どもたちの精神年齢は幼くなってきているので、このギャップを埋めなければいけない。

したがって国語の先生は、文章の背景や登場人物の気持ちを詳しく語っていかなければならなくなりました。

しかし、横で見ていると、やはりピンときてないなあ、と思われる子どもたちは少なくありません。登場人物の立場に自分が置き換えられないのか、あるいはやはり設定がのみこめていないのか。

やはり、本を読んでいかないとそういう感受性はなかなか育ちにくくなっているのかもしれません。

入試問題は断片なので、やはり全体の読み込んでいろいろな経験を疑似的に積むことも必要なことではないか、と思うのです。

それ以外に感受性を育てる方法。映画や舞台、というのもひとつの方法かもしれませんが、やはり読書がシンプルで良いかな、と思います。

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複数回入試の増加

四谷大塚入試情報センターのまとめによると、今年1都3県で行われた中学入試297校のうち、1回だけの入試だった学校は28校しかなかったそうです。

1回 28校 9.4%
2回 42校 14.1%
3回 63校 21.1%
4回以上 164校 55.2%

しかし1回だけの入試がもう28校しかない、というのは驚くべき数字かもしれません。

複数回入試は、学校側としてはいくつかのねらいがあります。

1つは受験機会を増やし、優秀な生徒をなるべく多く集めたい。
複数回受験をすることによって1回の定員を減らし、入学者を厳選したい。この結果として確かに、学校の合格偏差値は上昇することになります。

しかし一方で、辞退者も増えることになります。合格した生徒は複数校合格しても入学するのは1校しかないので、どのくらい合格させるか数字を決めるのが難しくなります。また複数回入試を行うということは、入試問題もそれだけ作らないといけないし、入試事務も多くなるので、学校としての負担は増えるでしょう。

一方、受ける側としては、非常に多くの入試が行われるために、どのような受験校選択をすればいいか、迷うことが多くなります。例えば1回240名の定員の試験とそれを3回に分けた1回80名定員の試験では、当然後者の方に入りにくさを感じることが多く、ではどこで抑え、どこで挑戦するか、事前に考えるべきことが多くなっています。

現在は受験人口の減少期ですから、学校としてはさらに受験チャンスを増やそうとするので、午後入試や推薦入試、特待入試などを交えていろいろな入試を行うでしょう。一方で受験期間は短く、東京、神奈川の場合は2月1日~2月3日の3日間がメイン、この間に確実に1校合格を、と塾側は指導することが多いので、数少ない受験機会を、多くの選択肢から選びきらなければならない、という難しさが以前よりも増しているわけです。

貴重な受験機会をどの学校に使うか、という選択はお父さん、お母さんに委ねられますから、成績を見てから考える、というのではなく、早めに調べ始めていかれた方が良いでしょう。

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