2014年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

9月の模擬試験に期待しない

夏休みに結構勉強をがんばっていると、9月の模擬試験はきっと良い成績が取れるだろう、と思いがちです。

子どもも、自分で手ごたえを感じる場合もあるし、実際に勉強したノートを見れば「結構がんばったなあ」と思える分、期待するのが普通なのですが、しかしあまり良い成績にならないことの方が多いと思います。

理由は2つ

1つは勉強が進んで、知識が増えた分、混乱する部分が増えるから。今までは知らなかったことを、ある程度は覚えるようになります。しかし、もちろん完全ではない。だから、逆に間違えが増える。本人の勘違いもあるし、不確かな記憶の場合もあるでしょう。したがって迷う部分が増えるから、かえって間違えたりする。

もうひとつはミス。これは、勉強すれば最初はミスが増えます。あとからやり直せばできることが多いが、試験中には気づかない。またミスを発見する方法を身に付けていないので、見つからない。したがって本人は「できた」と思った問題ができていなかったりするのです。

で、これらのことは、模擬試験を重ね、かつ過去問をやりこみ、復習をしていく段階でどんどん変わってくる。だから9月に成績が悪くてもあまり問題ではないが、やはり夏にお金も時間もかけて勉強させた分、親の方がかっかりしがちです。

だから最初から期待しない。夏休みにがんばった、のは確実にやがて成果となる日が来ます。ただ、それが9月である必要はない。そう、入試の日にそれが出ればいいのだから、悪い成績が帰ってきても「がっかりした様子」を見せないことです。それよりは、よくがんばったことをほめてあげてください。

それを見つけてあげることが9月の試験では一番大事なことだと思います。

==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

過去問の原作を読む
==============================================================
今日の慶應義塾進学情報

勉強日誌をつける
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================
夏休みの学習にお役立てください、

==============================================================

==============================================================
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村


第96回 自ら努力する力

■ これから受験準備は後半戦に入るわけですが、ここからはやはり個別の課題が多くなる分、それを自ら解決していく、ていねいな勉強を続けていく姿勢が必要になります。

■ しかし、子どもによってはなかなかそうならない場合もあるので、家庭教師を頼んだり、個別指導にやったり、お父さん、お母さんが横について勉強させたり、ということで何とか合格ラインにひっぱりあげる場合があるかもしれません。まあ、それで何とか滑り込んだ、という子も中にはいるかもしれませんが、先先のことを考えるとそうしない方が良いだろうと思うのです。

■ 中高一貫校に進むと同質化が進みます。つまり、入試を越えてこれるレベルの子どもたちが集まるわけだから、その差は僅差になるわけです。すると、その後の努力の差がすぐに成績に現れる。

■ これが結構こたえます。本人は合格して喜んだだろうが、しかし、数カ月後には授業がわからない、できないからまわりに馬鹿にされ始める、なんで入試に通ったんだ?などという陰口も聞こえたりするかもしれない。

■ そうなると、学校に行きたくなくなる。勉強もあまりしたくなくなる。というので、思い描いていた生活とはほど遠い状態になってしまうのです。自分で努力できるのであれば、多少遊んだにしても、全部遊びに回ることはあまりない。そこそこついていこう、ぐらいには思うものですが、あまり自分からやってこなかった子はここでしっぺ返しを受ける。

■ だから何とか入れてやろう、などと思ってはいけない。かえって先先、もっと困ることになりえる。先に失敗して後から成功すればいい、と思った方が子どもの将来にはプラスでしょう。

■ 後半戦は子どもが自分で勉強する力での勝負だと思ってください。それがなくて入るのはかなりしんどい状態になりえます。子どもが持つ力で入れなければ、やり直した方が良い。心留めておかれると良いかと思います。

=============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

チェックリスト
==============================================================
中学受験 算数オンライン塾

8月14日の問題
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================
夏休みの学習にお役立てください、

==============================================================

==============================================================
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村


夏休みに忙しい先生

中高一貫校も今は、当然、夏休みです。

したがって先生も長い夏休みに入っていると思われがちなのですが、どっこい忙しい先生もいます。進学校では、高3の大学受験のための特別講習が行われている場合があります。

予備校や塾がある地域では、あまりしない場合もありますが、学校の近くにそういう組織がなかったり、あるいはあってもそれほど力があるようには思えない場合は、むしろ学校の先生が予備校の先生のように活躍する場合があるのです。

学校の授業とは別に、まさに大学受験に向けた準備をするので、こういう講座を担当する先生は、当然、大学受験の問題をしっかり勉強していないといけません。

また大学受験のシステムをしっかり研究し、どんな問題が出るかを予想して、生徒たちに勉強させないといけないのです。大手予備校では、進学校の先生たちを招いて研究会を催す場合があります。予備校は学校の先生たちに自社の模擬試験やテキストを使ってほしいということもあるので、こういう研究会をするわけですが、一方先生たちは、予備校の情報を元に、自分たちの学校の進路指導を考える場合もあるので、これはお互い持ちつ、持たれつの部分があるわけです。

で、こういう先生の講座が「邪魔だ」と思う受験生は確かにいます。本当は、自分でやりたいのに、これに呼び出されて「迷惑だ」と思うことはあるでしょう。だから、進学校でやらないところもあるわけですが、しかし、やらないからといって先生たちがそういう研究をしないか、というとそうではない。

やはり進学指導に熱心な先生がいる学校は、結果が違います。そういう熱心な先生たちは学校を越えてネットワークを持っているので、いろいろ情報交換したり、また生徒たちに個別に指導したりしてくれる。その気持ちはやはりしっかり生徒に伝わっていくから、確実に大学進学実績が良くなっていきます。

ここのところ、学校の大学進学実績が確実に増えてきている学校は、この進学指導の先生たちが結構がんばっている学校であることが多いのです。先生は「入れたい」、生徒たちも「入りたい」と思う関係はやはりお互いの希望が同じベクトル上にあるから、思わぬ好結果を生むことになる。

たまに学校説明会で大学の進学担当の先生が話をされる機会があるので、しっかり聞いてみられると良いでしょう。その先生が気合が入っているようだと、それなりにプラスの結果が出ているように思います。

=============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

国語が得意な子
==============================================================
中学受験 算数オンライン塾

8月12日の問題
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================
夏休みの学習にお役立てください、

==============================================================

==============================================================
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村