2013年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

日本のすがた

社会の地理分野では、最近統計の問題が増えています。

こういう統計の問題というのは、まず、入試問題や練習問題を通じて練習していくわけですが、多くの問題は、「日本国勢図絵」という資料が基になっています。実際に入試問題を見ても、「日本国勢図絵」より、という引用がついている問題が多いと思います。ただ、この「日本国勢図絵」という資料は、分厚い。そこで、小学生用にということで編纂されているのが「日本のすがた」です。(公益財団法人)矢野恒太記念会というところが国勢図絵を出しているのですが、同じところが子どもたちのために作ってくれています。

これは単に統計資料ばかりでなく、解説もついているので、わかりやすいだろうと思います。

地理の勉強に地図と統計は不可欠で、手元においてたまに開いてみると良いのですが、現実には、しばらく地理の勉強をしていない、というころだと思います。地理はもう1年前になってしまっていて、歴史、公民と勉強しているわけですが、とはいっても今の時期に地理の勉強に手が回る余裕はほとんどないでしょう。

ただ、感覚を思い起こすという意味で、この本は大変便利です。ページごとにぱらぱら読んでいけるし、もちろん、最初から読み通してもいい。かばんの中に入っていて便利なものでしょう。

ちなみに今年の国勢図絵は明日から発売されるそうです。

日本のすがた 2012―日本国勢図会ジュニア版 表とグラフでみる 日本をもっと知るための社会科資料集
クリエーター情報なし
矢野恒太記念会

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2教科・4教科選択制

最近の中学入試は2教科が減って4教科が増える傾向にありますが、2教科・4教科選択制という入試のシステムを採用している学校があります。

これは出願時に、2教科で受験するか、4教科で受験するかを決めて受験するわけですが、どういう選抜方法がとられているのでしょうか?

基本的に2教科と4教科では同じ算数と国語の問題を使います。

そしてまず4教科の得点で順位を並べます。この段階で学校が決めた人数枠で4教科の合格者を決めます。

それから今度は2教科の合計得点だけでもう一度並べなおします。その中から4教科で合格した生徒を除き、学校が決めた枠で合格を決めるというやり方をとっている学校が多いようです。

これだと4教科で受験した生徒は2回、合否判定を受けている。1度4教科で、2度目は2教科で。しかし、2教科の子は1回しか判定を受けていないので、学校によっては最初から4教科枠と2教科枠で判断をする学校もあるようですが、こちらの方はやはり少数派のようです。

この時期、4教科の負担が大きいので、受験校によっては2教科に絞ろうか、ということを検討する6年生も多いかもしれませんが、2教科・4教科選択の場合は4教科で受験した生徒が平均的に多く合格していることを考えると、やはりなるべく4教科にしておいた方が良いと思います。

今の時期は勉強する科目を絞ってもいいが、しかし、「やめる」という判断はしないことです。確かに勉強が難しくなってきているし、なかなか大変だとは思いますが、2教科にしてしまうと、一気に学校の選択肢が狭くなるので、やはり4教科を維持しておいた方が後々、良いということになるでしょう。

もちろん、最初から2教科の学校しか受けない、と決めているご家庭はそのままでかまいません。どうしようか、と悩まれているのであれば、まだこの時期理科、社会の勉強をやめないでおいた方が良いでしょう。

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宗教と学校

私学は学校法人ですが、学校法人の設立母体にはいろいろな背景があります。

しかし、やはり多いのは宗教法人が学校法人を設立するケースでしょう。設立する目的は2つ。1つが布教。もうひとつが信徒の子弟の教育。

宗教法人が設立法人の場合、比較的経営が安定しているので、現在まで存続している学校では、やはり多いのではないかと思います。で、実際学校に行って見ると、そんなにその宗教にまつわる行事や活動は少ない。

朝、聖書の時間がある、あるいは座禅をする機会がある、修学旅行でお寺を回る、などが目立つところで、例えば生徒に信教を迫る、という学校は皆無です。

しかしながら、たった1時間の聖書の時間が、苦痛になる子もいます。

そうなると、じっとしておれないから、どうしてもシスターの目にとまる。注意される。結局、学校がいやになってくる、ということもあり得るのです。

学校選びにあたって、細かい内容ではあるものの、こういうところもしっかり見ておく必要があるだろうと思います。

ただ、これらの学校はやはり人間観がそういう宗教から生まれているので、学校の考え方もそれに裏付けられているところがあります。ですから、学校説明会でこういう話をされるケースが多い。しかし、お父さん、お母さんは大学受験の実績や入試問題の方に関心があるから、この話にあまり興味がないケースがあります。

しかし、学校が育てようとしている人間像はしっかり聞いておく必要があるでしょう。あとでそれは違う、という話になってもいけないので、志望校の設立母体については、一応調べておかれると良いと思います。

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