2013年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

午後入試は今後も増加

これまで発表された入試変更点でいうと、午後入試を新設する学校が増えているようです。

東京女学館 2月1日 午後新設
中央大学横浜山手 2月3日 午後新設
女子聖学院 2月1日 午後新設 
目黒星美  2月1日 午後新設
玉川学園  2月1日 午後新設
玉川聖学院 2月1日2日 午後新設
大妻多摩  2月1日 午後新設

目につくのはやはり2月1日が多い点。

2月1日は、東京、神奈川でまだ合格校が決まっていないので、受験機会を増やせば、受験者は増える、という予測で各校とも動いているだろうと思いますが、どうなるでしょうか。

これだけ早い段階から新設の発表が出てきているのは、やはり私学側の危機感の表れでしょう。受験人員は減少していて、定員割れの学校も増加していることから、募集に各校が力を入れるのは当然です。ただ、午後入試は、受験生にも負担が大きく、2月2日、2月3日は相当疲れてくるので、どうしても午後入試を早い段階に新設する学校が多くなります。

午後入試は、選択肢を増やす意味では非常にありがたい機会ではありますが、次の日の入試のこともあるので、慎重に考えてください。

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解答用紙のコピー

過去問は繰り返す意味がある、というお話をしました。

過去問を繰り返す意味

で、そういう過去問指導を行っている塾も少なくないのですが、過去問題集についている解答用紙は当然1セットしかついていない。ということで、このコピーが必要になります。この作業が結構大変です。

例えば第一志望から第三志望までの3校。過去10年分。4教科ということになると120回分。で、3回やるとすると360回分。2回で240回分のコピーが必要になります。いやあ、大変な作業なのです。だから時々、夏前に見かけますが、お父さん、お母さんがコンビニのコピー機の前でがんばっておられます。

確かに家にコピー機を用意するのは、大変です。ただ、今はスキャナーが一体になったプリンターがあります。これはそれほどお高くはない。塾の教材をiPadで整理するでもお話しましたが、これは相当強力な武器になります。

で、勇気をもって、過去問をばらします。だいたい綴じたまま、やるから大変なのです。裁断機で切ってしまうのが一番ですが、とにかくばらしてしまう。解答用紙だけをコピーするのであれば、カッターで切り取ってしまってもいいでしょう。それをスキャナーで読み込んでPDFにして、パソコンに保存します。

問題用紙もやってしまった方が本当は良いでしょう。子どもたちは問題にどうしても書き込みをしたくなる。だから、同じ問題用紙を使っていると、過去の書き込みが残ってしまうので、それがヒントになる場合もあるのです。私は問題用紙、解答用紙全部ばらにして、PDFにとり、それを年度別、科目別に分けて1つのPDFにしてしまうのが良いと思います。

あとは計画を作って、やる分だけをプリントアウトすればいいだけです。家にスキャナーがあれば、少しずつ進められるので、この投資はしても良いのではないかと思います。ただ、これはプリンター全般に言えることですが、安い製品は概してインクが高くなります。最初は多少高くても、インク代が安くなる方がお得でしょう。

EPSON A3インクジェットFAX複合機 PX-1700F A3ノビ対応 ネットワーク標準搭載 2段フロントカセット(最大500枚) 自動両面印刷対応 大容量ブラックインク採用

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カリキュラムの違いを6年1期に活かす

受験カリキュラムは塾によって異なりますが、大きく分けると2つに分類できます。

1 6年1学期終了型
2 5年終了型

中学受験の範囲は、学校の教科書レベルでいうと、中学2年程度まではあるのですが、それをまず基礎から学んでいきます。そのカリキュラムが終了するタイミングが6年生1学期か、5年3学期か、という違いです。 6年1学期終了型の場合はだいたい、5年生の前半が比較的のんびりしているが、5年2学期からの1年間がまあ、割としんどい。5年2学期から大変になるという感じだろうと思いますが、5年終了型の場合は5年生に突入してからの1年間が大変。つまり大変になる時期もじつは5年1学期か、5年2学期かの違いでしかないわけです。

ただ、5年生の夏休みがそのどちらに含まれるか、ということで、6年1学期終了型の場合は、5年生の夏休みに実は予習ができた。2学期というのは3つの学期の中で一番長いので、復習に回す時間がなかなか出てこない。その分、夏休みに予習をして少し蓄えることができたわけですが、5年終了型の場合は、1学期の復習をやるのが精いっぱいで2学期は1学期よりもさらに大変になる、ということでしょう。

で、6年1学期終了型の塾で勉強しているみなさんは、今のところ、新たなカリキュラムが出続けているので、それはそのままやった方が良いのですが、5年終了型の場合、6年の1学期の過ごし方を工夫すると良いのです。つまり、すでにカリキュラムが終わっているので、演習形式の授業が多くなっている。今までやったことを問題形式にして練習するわけですが、このとき、「オリジナルカリキュラム」を考えるのです。

これまでのデータ(月例テスト、組み分けテストなど)から、できていないテーマをひとつずつ、復習する。塾では「全体が復習」に入るのですが、そのテーマは「自分ができる」テーマであるかもしれない。「できるテーマ」を重複して勉強しても、あまり意味がありません。だって、できるんだから。問題はできないところをどうフォローするか。

ここを工夫しないと、できるところは相変わらずでき、できないところはほっておかれる、という状態になります。5年生1年間飛ばしてきた分、絶対に穴は空いているわけで、ここで「よくわからなかったこと」をしっかり復習してください。

確かに塾の宿題や課題も増えていて、なかなか自分の勉強ができない、という場合もあるでしょうが、しかし、それは優先順位が違います。やはり「できないこと」の復習に力をいれるべきですから、塾の先生と相談しながら、6年1学期に効率よく復習してください。それをやると、夏休みにもう一段、理解が進んで、秋の成績の立ち上がりが良くなるでしょう。

と、こんな話をすると、6年1学期終了型のみなさんはあせるかもしれませんが、心配は無用。基礎ができてから、勉強を進めるカリキュラムなので、復習の効率が良いのです。だから夏休みにしっかり勉強すれば十分に間に合う。結局、急いでやっても、理解が不十分であれば、意味がない。演習量を増やす、としてもよくわかっていないテーマを演習しても意味がない。よくわかってから演習する必要があるわけですから、あせらずしっかり理解を積み重ねることだと思います。

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