高校受験ちょっとひとこと」カテゴリーアーカイブ

特色化入試

千葉の県立高校では「特色ある入学者選抜」という入試が行われています。これまで公立高校は同じ入試問題を使ってきたのですが、各校が独自に問題を作って入試を行うことができるようになりました。

これは大きく2つのパターンに分かれて、面接と作文、内申などで決める場合と、独自の入試問題を3教科、5教科で作って力を見る場合に分かれます。後者の問題はどちらかといえば難しい問題を出す学校が多く、それなりに公立高校が生徒レベルをあげるように努力している現われのようです。

このような独自入試化は各都県で行われており、公立高校のレベルアップが確実に進んでいます。一方で、確かにそれぞれの学校に対する対策も必要になってきました。今後高校受験でも中学受験並みの「学校別特訓」が各塾で行われてくるようになるでしょう。

私自身はこの傾向は大変良いことだと思います。公立高校が横一線になる必要はなく、それぞれの学校に特色がなければ、私立に対抗することはできません。

公立高校もそれぞれの学校がスクールカラーを明確にすること、さらに大学受験に対しても明確なメッセージを用意することは今後不可欠だろうと思います。その上でその教育内容が魅力的になれば、ここまで保護者の方が危機感を募らせて中学受験に向かう必要はなくなると思います。

英語講座

elfiホームページで英語講座をスタートしました。

お母さんの算数教室に続く、第2弾ですが、今回は英語。文章だけなので、発音などの指導はむずかしいと思いますが、反面、授業中の無駄話をしてみました。

まあ、こんな授業をやっていると思っていただければよいかと。

pdfでごらんいただけます。 こちらから

英語のてはじめ

新中1の生徒は、準備講座や春期講習で英語の学習をスタートします。

最初はアルファベット、そして単語とあいさつ。
しかし、私はいつも最初の授業で、生徒にこういう話をします。

「英語の勉強は、簡単です。例えばみなさんがアメリカに生まれていれば、当然英語の読み書きはできるでしょう。しかし、みなさんは日本で生まれ育ったので、日本語はできるが英語はできないわけです。だから英語を勉強するわけですが、英語の勉強はたとえていえば幼稚園の勉強を最初からやるようなものです。犬の絵を見せてdogといい、発音の練習をすることになります。これが13歳になろうとするみなさんには非常にばからしく思えるのです。数学では正負の数だの、方程式だの、なかなかむずかしそうなことをやっているのに、犬だ、猫だ、机だという話は最初から退屈でしょう。だから多くの生徒が数学に力をいれるのです。しかし、しかし。語学はどんな人でもやはり幼稚園からスタートするしかありません。そしてここが一番大切なことですが、とにかく覚えなければいけないのです。外人と流暢に話せる人はかっこいいですね。しかしそういう人は必ず黙々とそういう努力をしているのです。だから英語は簡単で、かつ難しい科目なのです。でもいったん自分が覚悟を決めてやり始めたら、こんなに簡単に力がつく科目も他にはありません。だから英語に力をいれてください。そして、外人とべらべらしゃべれるようになってください。」

繰り返し覚えることの必要性を説くのです。そして、本当にその気にさせられたら、全員英語の成績は見違えるようになります。