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学校はとっととあきらめる

入試で結構良い成績で入ったにもかかわらず、途中、いくつかのきっかけで勉強しなくなったり、不登校になったりする子もいます。

中学受験でやらされている勉強が多かった場合、合格してそこから一旦解放されているわけで、また新たに「やらされる勉強」には戻ろうとはしないでしょう。また、当然のことながら、中学生になった分、それだけ反抗する力も強くなっているわけだから、なかなか状態が好転しない。

で、そういうときに私立はどういう対応をするだろうか?

まあ、ケースバイケースということなのでしょうが、しかし、全体から見ると、学校はとっととあきらめる、という傾向にあるように見えます。

普通にやっていれば、そういうことにはならないはずだ、という考えがきっとどこかにあるのだろうし、そういう子を指導するということにあまり慣れていない、というところもあるので、例えば3年後に高校への推薦をしない、とか、あるいは進級させない、という手をとるわけです。

結果として、高校受験をまたしなければならないが、当然、本人はさらにやる気にならないし、私立中学から高校受験というのは、多少なりとも何らかの問題を抱えているのではないか、と思われるから、受け入れる高校の方でもあまり良い顔をしない、ということがあるわけです。

そうならないためには、やはり早めに手を打つ、ということになるわけですが、この手を打つ、という段階すら学校は非協力的なところがある。

「それはお母さんの方で。」「それはご家庭の方で考えていただいて」ということになりがちである、ということはちょっと知っておいていただいた方が良いかもしれません。

特に管理型と呼ばれる学校はそういう傾向が強く、その意味では放任型も悪くはないのですが・・・。
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塾の全国化を阻む壁

実は全国に拠点を持つ集合塾というのはあまり数がありません。

動画授業を中心とした予備校か、個別指導がほとんど。例えば高校受験の場合は、公立高校がそれぞれの都道府県単位で制度が違うから、ということがひとつの原因になります。内申の使い方から学力試験のやり方までそれぞれの都道府県で形式が違うため、それにすべて対応する、というのはなかなか大変だし、それなりの結果が出るまでには時間がかかります。
したがって、公立高校を中心とする塾は都道府県単位の組織が多いのです。

しかし、中学受験の場合は全国でそれほどシステムが違わない。ほとんどの学校が独自入試なので、その学校の学校別対策をすればいいのですから、公立高校受験に比べると敷居が低い。しかし、それでもなかなか広がらないのに「言葉の壁」があります。

以前、関西の塾が関東に出てきて、やはり苦戦を強いられたのは「関西弁」。先生が関西弁を使うのが、関東の子にはなじめない。関西弁をまねてしまうのをいやがって塾をやめさせてしまう、という場合もあったようです。

じゃ、標準語をしゃべればいいのか、といえばそうでもない。関東の塾が関西に出て行って、標準語で授業をしていると「先生、なんかカッコつけてる」という評判になります。やはり郷に入っては郷に従え、というので、最近は関西の教室には関西出身の先生を、関東の教室には関東出身の先生を、というのが実行されるようになりました。

同じ日本でありながら、ことばが参入障壁になったりするのです。

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まず知ってもらわねば

この暑い中、良く塾にあいさつにこられる学校の先生がいらっしゃいました。

夏休み中でないとなかなか動けないし、講習中だから塾の先生も教室にいることは間違いない。だから、というのでお越しになるのですが、しかし、授業があってあまりしっかりお話できずに終わったことも多かったと思います。

ある校長先生がやはりそういう指示を学校の先生に出していると聞いて、その理由を尋ねたことがありました。

「私立を受験する、というときに塾の先生がこんな学校はどうですか?と勧められるケースが多いでしょう。だから、まず塾の先生に本校を知ってもらう必要があるわけです。しかし、こちらで何もしないと、塾の先生方は、保護者の方が持ってくる学校のことしか意識しない。それでは本校を紹介していただける機会がないから、まず伺うわけです。」

学校の先生も大変だなあと思いましたが、確かに知ってもらわねばならない、ところはあるわけです。

でも、なかなか学校の知名度って上がっていかないものなのです。

いろいろな塾で学校説明会とか見学会とかやりますが、やはりお父さん、お母さんが集まる学校は決まっているところがある。一方で、こんなにいい学校があるのになあ、と思うことも多々あります。

なかなか知ってもらえるまでには時間がかかりますが、しかし、今上位校になった学校の中にも、20年前まったく無名だった学校が実はたくさんあるのです。

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