話題」カテゴリーアーカイブ

京都大学の飛び入学

京都大学が2016年春の入学試験から、医学部の飛び入学を認める制度を始めると、発表したそうです。

高校3年生を経ずに、大学1年生になれる制度で国際科学オリンピック(数学、物理、化学、生物)の日本代表として世界大会に出場した生徒が出願の対象になるということで、まあ、対象者は限られますが、それ以外にも特色化入試としてセンター試験の他、高校時代の入試科目以外の成績や課外活動を評価してこれまでの入試とは違う形で学生を募集することになったようです。

先に東京大学も推薦入試を2016年から開始すると発表しましたが、東西の両雄がともに入試制度の改革に舵を切った、ということになります。

これはこれまでお話してきた学生の均質化の問題が大きいわけで、入試制度を変えないと最早どうしようもない、と感じられるところまで来ているのかもしれません。

ただ、今回の試みはまだ試験段階という印象が強いもので、基礎学力は大丈夫なのか?という心配も当然あり、まだ先に変化があるだろうと思います。

受験生としては、試験制度が変わる、ということはやはりどうしても不安材料につながる部分がありますが、今のうちから単に試験勉強だけではなく、いろいろなテーマに興味を持ち、活動を活発化させることが今の段階では求められることなのかもしれません。
==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

一括採用と通年採用
==============================================================
中学受験 算数オンライン塾

3月28日の問題
==============================================================

==============================================================

==============================================================
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村


私学と公開テスト

私立の中学校に入ると、公開テストを受ける機会は一気に減ります。

まあ、入学前までさんざん受けていたんだから・・・というのは当然のことなのですが、この公開テスト、実際にはなかなか難しい面があります。

というのは、各中学でのシラバスがまったく違う。したがって、いくら試験でシラバスを発表していたとしても、「習っていない」とか「勉強してない」ということがありえるので、学校で公開テストを引き受けない。

当然のことながら、試験は学内だけにとどまる、というのが普通でしょう。

しかし、これはあまり良い傾向ではない、と実は思っているのです。

別に順位や偏差値というものを気にする必要はないが、自分が今、どういう状態にあるのか、というのは知っていた方が良い。

学校の成績ももちろん、大事だけれど、全体の中で自分がどういうことになっているのか、というのに目を向けないのは後から大変忙しい目にあいます。

というのは、高校1年とか2年になってくると、大学受験の模擬試験が始まってくる。これは学校としても受け入れざるをえないので、そこで初めて全体の位置を知る。

その間3年間、浦島太郎状態になってしまうと、もし、大分落ち込んでいるとすれば、相当後からがんばらないといけない、という羽目になるからです。

体力があるから、もちろん、それなりにはなっているのだろうが、本当ならば、ちょくちょく刺激を受けて多少なりとも自分なりにやっとこうか、ぐらいの気持ちにはなった方が良いのではないでしょうか。

中2になると、さらに「勉強しない」という状況は強くなるので、中1の後半ぐらいから、公開テストを自分で受けてみる、というのは悪いことではないでしょう。

==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

ミスをしない子
==============================================================
中学受験 算数オンライン塾

9月23日の問題
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================
お知らせ
算数5年後期第6回 算数オンライン塾「速さと比(1)」をリリースしました。
詳しくはこちらから
==============================================================

==============================================================

==============================================================
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村


海外の私立校

バブル経済のころ、世界各国に日本の私立校が進出した時期がありました。

これらの学校はすべて日本の文部科学省に認可された学校ですから、日本の学校と同じ卒業資格が与えられます。ヨーロッパやアメリカを中心に広大な敷地と寮を擁し、雰囲気はなかなかしゃれたものでした。

しかし、それから20年余り。存続してがんばっている学校もあれば、残念ながら閉校した学校もあります。

閉校の原因はやはり生徒が集まらなかったこと。

集まらないのはやはり費用の面が大きい。学費、寮費を計算するとだいたい年間350万円~400万円ぐらいになるので、これはおいそれと出せるものではない。

確かに設立当時はバブル期ですから、まあ、勢いもあったのかもしれません。しかしバブル崩壊とともに、生徒を集めることがだんだん難しくなってきた。

もうひとつはやはり中途半端な部分がある、ということでしょうか。

もちろん現地採用の外国人の先生が授業を持つが、しかし、生徒は全部日本人。したがって海外にいても、どうしても日本語が中心になる。寮ですから、そうおいそれと町に出かけていくわけでもないから、案外、外国語ができるようになっていない、という面も否定できない。

海外赴任華やかなりし頃は、受験期になっても日本に戻ってこれない。どこか、日本の学校で預かってくれるところはないか、というニーズは確かにあったのですが、最近は単身赴任が多くなったし、子どもたちが大きくなると現地校にするか、日本に戻るかを選択するケースがほとんどになってきて、海外の私立校はあまり注目されなくなりました。

ただ、これから子どもたちが海外の大学をめざすようになると、また違う役割がこれらの学校にも出てくるのかもしれません。

==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

算数のシラバス
==============================================================
今日の慶應義塾進学情報

慶應湘南、生徒の居住地域
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================

==============================================================
お知らせ
算数5年後期第4回 算数オンライン塾「平面図形と比(2)」をリリースしました。
詳しくはこちらから
==============================================================

==============================================================
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村