新パパママ先生合格術」カテゴリーアーカイブ

第43回 今年の時事問題

    今、書店に行くと、時事問題集が並んでいるでしょう。
    種類が増えたなあ、と思いますが、まあ、やりやすそうなものを1冊買ってきて、読み始めてください。
    昨日、今年の漢字が発表されましたが、「新」でしたね。
    昨年が「変」。
    また流行語大賞が「政権交代」
    やはり政権が変わったということが、一番のニュースだったと思われます。
    となると、政治のニュースが、入試の中で一番出やすい?
    ともいえません。
    ノーベル平和賞・・・・気になる。
    Cop15・・・ポスト京都議定書。これも題材としてもいいか。
    今年のサミット・・・きっと誰も話題にしない分、テストに出したくなる。
    などなど。
    昨日、冬期講習の時事問題コースの教材が仕上がり、眺めていたのですが、今年は話題豊富です。
    理科でもいろいろあるし。
    追いかけるときりがありませんが、まあ、少なくとも時事問題集は1冊は仕上げておきましょう。
    近年、時事問題は増加傾向にあります。本当は世界地理は範囲外ですが、時事問題にかかわる世界地理も出題が多い。
    アフガニスタンはどこ?
    ぐらいはできるようにしておきましょう。

第42回 来春2月1日の受験生数は4万人を割る?

    森上教育研究所のデータによると
    2月1日の1都3県の受験生数の推移は以下のようになってきています。
    平成14年 34984
    平成15年 36472
    平成16年 38629
    平成17年 39435
    平成18年 40923
    平成19年 43716
    平成20年 42441
    平成21年 41531
    これで見ると平成19年がピークであったということになります。今年はサンデーショックの年で、2月1日に受験校が減りましたが、さすがに2月1日を休みにした子も少ないでしょうから、やはり逓減しています。
    だいたい35000人ぐらいが普通だったのが、平成15年から増加しはじめました。これは私が「ゆとりバブル」と呼んでいる現象で、「ゆとり教育」に不安をいだいた方の中学受験が増えた。それが平成19年まで続いています。
    しかし、次第に公立教育も見直され、少子化も進むので、中学受験はやはり36000人程度まで縮小していくと思います。しかも昨年はリーマンショックもあり、本来のペースで言えば4万人ちょうどぐらいが来春の予想数なのですが、もしかすると4万人をきるかもしれません。
    受験生が減って、一気にやさしさをますのは、やはり中堅から下位校。
    これから競争率をはじめ、いろいろなデータが公表され、お父さん、お母さんは気になるところかもしれません。ただ、競争率が下がったから、そっちを受けよう、という選択をされる方はほとんどいないでしょう。これまでしっかり絞ってきた第一志望、第二志望。ここまできたら、腹を据えて、ガッチリ狙っていきましょう。

第41回 私の志望校面談法

    志望校面談の季節です。
    まず、伺うのは公立に行ってもよいか、それは避けたいか、の判断。
    これは、ご家庭の気持ちを最優先します。公立も地域によっていろいろですし、絶対私立という考えがあっても不思議ではありません。また、高校でもう一度、ということでももちろんかまわない。要はご家族がどう考えるか、ということが大事なのです。その点が固まっていなければ、お子さんに関する私の意見をお話します。
    もし、公立でもいいということであれば、基本的には強気。入りたい学校だけを受けてもらうということになりますから、第一志望、第二志望、第三志望という形で並べて、あとは第一志望に対する対策を具体的にあと、どうするか、というお話になります。
    絶対私立ということであれば、まず日程を決めます。第一志望、第二志望の受験日をはずして、滑り止めをどの日にするか。一般的に言えば、やはり早めに設定したい。東京、神奈川でいえば、2月1日か、2日にはもってきたいところです。ただ、1日、2日とも第一志望、第二志望でうまっているならば、1月中、もしくは3日以降で、3日以降の場合は本当に確実な線を選びます。が、そういう学校はご家族の希望に沿わない部分もありますから、この辺はよくお話し合いをします。
    よくお話することは、受かってもいかないという選択肢も当然ある。そのときはかわいそうだから、と思うものの、後からやはり高校で受けさせればよかったということもあるので、ここは一回頭を冷やす時間をもってもいいかもしれない。滑り止めは子どもの勢いを増す意味で使う部分が大きいので、第一志望、第二志望が合格すれば、考えなくてもよくなる話です。そうなってから考えましょう、でいい。まず合格はしておく、ということです。
    日程決めは、あまり後ろのことは考えず、だいたい5日まで。それ以上はもしうまくいかなくても、切り上げてしまう方がいいと私は思っています。ひとつ合格して、さらに上にと思う場合は別ですが。
    残りの時間は、あとは第一志望合格に向けてあと、何をやるかという話になります。
    滑り止めについては、子どもの性格にもよります。立ち上がりが早いと思えば、あえて滑り止めを用意しないという考え方もあるし、くよくよしそうな子は、2重、3重の準備をしますが、まあ、考えるだけ考えて、選択肢を用意するという感じです。
    「こうなったら、こうしましょう。多分、ならないでしょうが。」
    という準備ですね。
    以上短くて30分、長いと1時間近くかかりますが、大事なお話なので、時間をしっかりとって、準備をしています。塾の面談がある方は、まず我が家のプランをしっかり作って持参されるとよいと思います。