中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

自らを頼め

    試験会場に行くと、あることに気がつきます。
    「まわりに知っている子がいない」
    第一志望の学校別特訓でいっしょだった仲間ですら、同じ教室にいるのは数名いるかいないか。
    むしろ多くの子どもたちにとっては、知る人はほとんどない。もちろん試験監督の教員も知らない。外に出ても、知る人はいない。
    これはお試し受験をして、はじめて実感することかもしれませんね。
    自分の通っていない他塾の模擬試験のときも経験したでしょうが、そんなことが現実にしっかり見えるのが入試です。
    で、そのとき、子どもたちは初めて「自らを頼む」経験をするのだと思うのです。
    まさに自分だけが頼り。自分がしっかりしなきゃ。自分が力を出さなきゃ。
    昔から、「受験準備の2年間、3年間よりも入試の1週間の方がよほど精神的な成長をする」と思っていましたが、やはり原因はこの「自らを頼む」経験をつんでいるからでしょう。
    だから、ある意味、親が手を出すよりも、ここで子どもが『自らを頼む』力をつけてもらいたいと思うのです。いよいよ、入試ですから、子どもたちが自分の力をしっかり信じて、実力を発揮してもらえればいいでしょう。
    そろそろ親は手を引くのではなく、後ろで見ている時期に入ってきましたね。

第46回 「まだまだ」と「なかなか」

    昨日、漢字のテストと社会の知識テストの結果を見ていて、
    「まだまだ」とも思い、「なかなか」とも思いました。
    つまり、「まだまだ」覚えていない子もいれば「なかなか」できる子もいます。
    やはり1月だなあと思うのは、「まだまだ」と思った子は、すぐさま「覚えなおし」をやっていました。自分で「まずい」と思ったのでしょう。これはやはり覚えないといかん。そういう気持ちになれるのは、やはり試験前、ということだからだと思います。
    今の子どもたちは、おおむね「まだまだ」と「なかなか」が相半ばする状況で、分野によっては「まだまだ」があり、また「なかなか」と思えるところもたくさんあるのです。
    そして、どこまで行っても完成はありえない。これはどんな時期のどんな入試でも同じことです。高校入試でも大学入試でも完成はありえない。しかし、その力で勝負をする。
    そして入試を突破できれば、それがある意味完成でもあるのです。
    家でお父さん、お母さんが勉強を見ておられると、他の子どもたちの様子が見えない分、「まだまだ」に傾きやすい。
    だから不安になるし、心配の種が増える。
    しかし、結構子どもたちは「なかなか」の状態にあるのです。
    だから最後、「結構仕上がったねえ」
    とそう親も子も思える工夫をしてみてください。
    1年前の算数のノートを見比べたりすれば、その差がよくわかるでしょう。

初戦を終えて

    関東は次が20日前後に千葉の入試の山がきます。
    何人かの子どもたちに初戦の感想を聞いてみると
    「え、別に。」
    「すごい人だったけど、模擬試験もあんな感じだから」
    と、まあ、あまり気になるような感想はなく。
    ただ、子どもたちの気合は大分入ってきているような印象でした。
    先日の演習授業でも、過去最高のレコードを出した子どもたちが何人かいて、やはり
    「1月が一番の伸び盛り」
    を感じました。
    当たり前の話ではありますが、試験前、
    「ここで覚えなければ」
    「ここで、できるようになっておかないと」
    ということで、一つの勉強に対する効率が以前とは大分違います。
    一度、入試を経験すると、
    「まだ、ここが足りない」
    と思う部分もあるでしょうから、良い意味で刺激になる部分はあるでしょう。
    いずれにしてもあと20日弱。
    最後まで気を抜かず、できることをきちんと実行していってほしいと思います。