「中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ
第36回 あと3ヶ月で何をやるか
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関西の入試まではあと2ヶ月。東京、神奈川の入試まで3ヶ月を切りました。
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具体的に残りの期間で何をやるのか、もう一度リストアップし、夏休みのように計画を立てましょう。
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私が先日、子どもたちに出した課題は以下の通りです。
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全科目
授業の復習を優先。正解したものについては何もやらなくてよい。間違えたものだけ、必ずやり直す。
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算数
(1)第一志望の過去問 (これは3回目に入っているので、5年分。ミスをなくして、9割をとる工夫をする。)
(2)第二志望以下、受験校の過去問各3年分程度。(2回目に入っていれば、合格点をとれる工夫。)
(3)計算練習、毎日5題。
(4)不安があるテーマについての学習
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国語
(1)過去問に関しては算数に準じる。ただし、記述はすべて、指導員による採点と添削を受ける。
(2)漢字の暗記と練習
(3)知識分野の確認
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理科・社会
(1)過去問に関しては、算数に準じる
(2)暗記テキストの確認
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というものですが、平均週3回から4回授業を受けていると、これで一杯一杯と思います。その中で、特に自分の不安なものに対する対処は、ここに加えなければなりません。例えば、地理がまだ全然覚えられていない、とか。こういうことを時間にいれていくと、何かを削らないといけない。
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だから、毎週計画の組み換えがあるべきで、それがフレキシブルにならないと、個々の実力アップにはつながりません。
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ただし・・・
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受験はここまでやったら絶対合格する、というような絶対量は存在しない。つまり、ひとりひとりが、自分のできうる準備をするだけのことです。ということは、その子にとって何が優先すべき課題なのかを明確にしていくことが必要になる。
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例えば科目にバランスが悪い子がいます。勉強しなくても、算数はできるが、とにかく国語が。とか。理科社会はそこそこできるが、算数にミスが多いとか。
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そういう子が、科目バランスを平衡にしていいわけがない。だから、残りの時間の計画化は非常に重要なのです。
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お子さんと相談しながら、きっちり作って、時間を無駄にしないように勉強を進めてください。