中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

ベストゲームを!

    私は入試は試合だと思っています。
    2年~3年かけて、準備をしてきて、試合をする。
    試合時間は準備の時間とはまた対照的に2時間から3時間で終わってしまう。
    しかし、そこに向けてこれまで相当のエネルギーをつぎ込んで準備をしてきたわけです。
    その試合に勝つためには、とるべき点はすべて取るということでなければならない。
    手抜かりがあってはならないし、ミスがあってはならないのです。
    が、やはり子どものすること。そこにはまだまだ、失敗もあるでしょう。
    だから、入試は子どもの価値を決めるものではない。試合に勝ったからといって、この先が続かなければ、むしろ毒になることだってあるわけです。
    ただ、ここまでがんばってきたのだから、「ベストゲーム」をやってもらいたいと、思います。
    渾身の力を出し切った、という充実感は感じてもらいたい。
    入試の数日間で子どもたちはまた大きく成長します。これは1年分ぐらいの精神的な成長をすることがある。
    親としてはその成長をしっかり見守りながら、『ベストゲーム』の応援団長として残りの日々を大いに楽しんでください。
    今は、楽しむなどという気持ちにはなりえないかもしれません。しかし、後から振り返ると、その楽しさを実感するものです。
    新年、あけましておめでとうございますとともに、子どもたちに期待しましょう。
    ベストゲームを!

何が出るか、をもう一度確認しましょう

    冬期講習中ですが、これで前半が終わるところが多いのではないでしょうか。
    今日から正月特訓という塾もあるでしょう。
    前半の講習を振り返ってみてください。
    そして、本当に「出そうな問題」を勉強しているか、確認しましょう。
    私も今、授業では、「出そうなこと」しかやっていません。
    難しい問題も、もう、あまり手を出さなくていい。
    むしろ、確実に得点できる問題を集中して練習する必要があります。
    第一志望の出題傾向、もう一度確認しておきましょう。

え、こんな問題ができないの! と思ったとき・・・

    お父さん、お母さんでもお子さんの勉強を教えられたり、見ておられる方は多いでしょう。
    だんだん、塾の先生並みの実力がついてこられる時期だと思います。(本当は本人が一番、実力がつけばいいんですが。)
    そうすると、
    「これは、この前の授業プリントに出てたではないか。」
    とか
    「これは、○○年の過去問と同じではないか。」
    など問題の情報がわかる。
    それをお子さんができない。
    「え、こんな問題ができないの!」
    と思うことがあるのではないでしょうか。
    (って、私なんか毎日ですけど。)
    しかし、そんなものだという諦観は持っておられた方がいいかもしれない。
    やはり子どものすることなんですから、大人ほど完璧にやれるわけではないのです。
    それが気になるのなら、もう一度やり直すしかない。勉強するしかない。
    ただし、そのときのお父さん、お母さんの顔が大事です。
    口角をあげて、お話してください。顔が引きつっていると、子どもに不安がうつる。
    気持ちはつねに前向きでいきましょう!