中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

2008年の受験を終えて

今日、午後3時に慶應中等部の二次の発表があり、ほぼ日程が終了しました。今日、補欠の繰り上がりなどの連絡があり、まだいろいろ動いているようですが、それぞれのご家庭でいろいろな思いや経験をされた10日間ではなかったかと思います。

今年は昨年に比べて各校とも受験者数が減少していますが、減少したからといって簡単になるわけでもなく、むしろ僅差の勝負に拍車がかかった印象を受けました。たとえば一番やさしい1日の試験が残念で、3日以降の二次や三次で合格した子供たちも少なくありません。それが当たり前のようにおきます。僅差ですから、問題の相性が良ければ合格するし、そうでなければうまくいかなくなるのです。

ある子はやさしい1日の試験で「やった過去問とちょっと違う」印象で過ぎてしまい、合格できませんでした。
翌2日の難しい二次試験では「やった過去問とぴったり!」という印象で、見事合格しました。

その日に力がうまく出ればよく、そうでなければ残念な結果になる、本当にわずかのことなのです。
でもそのわずかで涙を流した子供たちはたくさんいるでしょう。でも落ちるのもまた大事な経験です。

私は最初の本で
「一番いいのは努力して落ちること、次にいいのは努力して合格すること、その次は努力せずに落ちること、最悪は努力せずに合格すること」
というお話をしました。

一生懸命がんばった、でも自分の力が及ばなかった、そういうことはこの先もあるでしょう。でもそこからまた立ち上がって、次の目標に向けて再スタートを切ることは子供たちにとってはとても大切な経験になると思います。

いずれにしてもお疲れ様でした。

1月31日

本年度最後の授業を終えました。

明日は寒いようですが、雪ではないようなので、ほっと一息。まあ、元気で、今晩熱を出すこともなく、無事試験を受けに行ってくれれば良いと思います。

前日夜~当日朝のアドバイス

(1)まず持っていくものを確認してください。試験実施要綱を見て、忘れ物のないように気をつけてください。コンパス、分度器が必要な学校とそうでない学校があります。学校によっては「激励文」のようなものを持ってくるなと書いてあるところもあり、また携帯は禁止している学校が多いようなので、十分気をつけることです。

(2)明日試験だからといって、早くから寝ても、なかなか寝付けない場合もあるでしょう。普段通りの生活でよいと思います。ただ、朝は早いですからくれぐれも夜更かしは禁物です。

(3)朝起きたら、1~2問ぐらい算数の計算問題をやってもいいかもしれません。頭慣らしをしていくと良いでしょう。

(4)朝ごはんは食べ過ぎないことが大事。途中でおなかをこわしたりしないように。

(5)携帯を持たせられない場合が多いでしょうから、待ち合わせは事前に決めておきましょう。荷物を確認して、受験票も最初から本人に持たせてください。

(6)あまり早く行き過ぎないように気をつけてください。外で長時間待つのはあまり良いことではありません。かといって、ぎりぎりで飛び込むのも。
15分くらいの余裕が一番良いでしょう。

(7)合格、不合格を考えるより、全力を出し切ることに集中してください!

がんばれ、中学受験生。

入試倍率を見て

出願が締め切られて、続々と各校の応募状況が出てきています。

1月はまだ横ばいだったような気がするのですが、2月は減少気味ではないかと思うのです。いや、ふたを開けてみないとわからない部分はあるので、簡単には断言できないのですが、そういう印象を持っています。

12月までの各塾の模擬試験の受験人員は明らかに増加していたのですが、はたしてこれはどういうことだろうか?と思うに・・・・・。

(1)受験生が受験する模擬試験の数が増えた。(つまり、今までは5回~6回ぐらいだったのが、7回ぐらいになったのではないだろうか。)
(2)事前予想で「厳しい」予想が出た分、ある程度実力相応校に的を絞って、出願している。

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