中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

第36回 合不合の結果をどうとらえるか

    入学試験というのは必ず結果がでます。合格が不合格か、1点足りなくても不合格は不合格。しかし、それはその試験だけの話。数時間の試験ができたか、できなかったか、その結果が出ただけのことです。
    だから、その結果にあまりこだわっていると、次の試験で力を出せません。
    私は今まで、たくさんの受験生を送り出してきました。そしてほとんどの受験生は合格も不合格も経験しています。
    つまり負けることもあるのです。そしてみなさんに良くわかってほしいのは、失敗することは恥ずかしいことではないということです。「落ちたらどうしよう」という心配が、突然心に浮かぶことがあるかもしれません。そしてそれが「恥ずかしい」とか「みっともない」ことだと思うと、試験が怖くなります。
    しかし、人間生きていたら「負ける」ことだってあるのです。それは悔しいことであるけれど、恥ずかしいことでも、みっともないことでもないのです。
    入学試験は不合格である人の方が多いのですから、「負ける」ときは潔く負けを認めて、次に勝ちにいってください。
    反省するところは反省して、失敗を繰り返さなければそれで良いのです。
    ひとつひとつの学校の入試の結果に一喜一憂することなく、それぞれの入試で自分の力を出し切ることに集中してほしいと思います。

第35回 入試心得(2)

いよいよ入試です。できれば以下の心得をメモして、入試に向かう途中で見返してください。落ち着いて、自分の力を発揮することを心がけましょう。

(1)まず全体を見渡そう。何問でているか、最後は何番か。自分のできそうな問題から始めるのがコツだ。
(2)問題はよく読もう。ミスは「できた」と思ったときに、犯しやすい。答えが出たと思ったら、もう一度、問題を確認しよう。特に単位に気をつけて。
(3)字はていねいに書こう。計算は消さずに残して、その場で見直そう。後での検算より、その場の検算。
(4)間違えたと思ったとき、すぐ全部消さないこと。使えるところがないか、一度は考えよう。
(5)できそうな問題から先に解こう。入試は満点を取るテストではなく、合格点をとるテストだ。難しい問題ができなくても合格するが、みんなができる問題を間違えてはいけない。
(6)記述は、最初に言いたいことを書くのがコツ。1つの文は1つのことをいえばよい。あまり一文を長くしないこと。
(7)漢字は自信を持って書こう。
(8)問題の条件に下線を引いておこう。使った条件はチェックしよう。問題が解けないとき、もう一度確かめてみよう。使っていない条件があるはずだ。
(9)絶対に合格するんだという強い気持ちをもって、試験に臨もう。その気持ちがいろいろな力を引き出してくれる。
(10)終わった試験のことは、気にしない。次にできることに集中しよう。

第34回 入試心得(1)

入試が間もなく始まります。まず前日の準備と心構えについてお話しましょう。

(1)持ち物チェック。
実施要綱を見て準備しましょう。実施要綱に書いてあるもの以外は持ち込まないという考えでいいのですが、時間つぶしの暗記用テキスト、あるいは顔がほてるのをおさえるおしぼりなどは準備しておいていいでしょう。特に大事なのは受験票。最初から自分のかばんの中に入れておいてください。

(2)前日の勉強
試験の準備が終わったら、勉強した方がいいでしょう。やるものは理社の暗記、過去問など。これまでの学習内容を確認する程度にしておきます。夜、寝やすくするためにも、ある程度の時間は勉強してください。このときも、ていねいに字を書くように注意しましょう。計算をきちんと書く、字をていねいに書く、合否はていねいさで決まるものです。自分のできる問題を確実に正答すればいいのです。「ていねいに解く」、「ていねいに書く」を徹底しましょう。

(3)食事
食事は軽めにしておいてください。スタミナはあまり考えない。むしろ少しおなかがすくくらいが良いでしょう。これは試験当日の朝食もいっしょ。少し空腹くらいの方が頭は回転します。ごはんを食べ、お風呂に入って、もう少し勉強したら、10時ごろには寝ましょう。

(4)眠れなかったら
そのときは朝まで起きていよう、くらいに思って布団の中で楽しいことを考えていましょう。試験が終わったら何して遊ぼうか、などを考えればいいのです。やがて眠ってしまうと思います。一番いけないのは「寝なきゃ」と思うこと。そんなことにプレッシャーを感じる必要はありません。明日は、全力を出し切ろう!そういう気持ちでいれば妙なプレシャーからは解放されるでしょう。