「中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

いい機会だから

(1回目の試験で不合格、2回目の試験で合格した生徒との電話で)

    君に言いたいことがあるんだ。
    一つ目は、もうそろそろ、マイナス思考はやめた方がよくはないか?という話。そりゃ、前の塾で組み分けの試験が悪かった、あるいは僕は算数ができない、なんて思い込んじゃっただろうけど、こうやって難しい試験の方で合格したんだ。力はついてきていたということだ。ただ、「できない」と思えば、前には進まない。これからまだまだいろいろなことに挑戦しなきゃいけないんだから、「やってみよう」「できないことはない」ぐらい積極的な気持ちになってほしいよね。
    二つ目は、お父さん、お母さんは君のことを心配して、いろいろしてくれただろう。それはそれで感謝するとして、しかし、そろそろ自分でやれることは自分でどんどんやろうと思わなきゃだめだ。やらされている限り、自分でやろうとはしない。してもらえば、自分でしなくて済むからあえて自分でしようとしない。これはやはり君の可能性をせばめる。これから中学に進んだら、いろいろまた解決しなきゃいけないことは起きるだろう。もちろん、お父さん、お母さんに相談することは大事だ。しかし、自分で解決してやろう、自分でやってやろうという気概は持つべきだと思うよ。
    以上、二点、いい機会だからいっておくよ。
    「いろいろありがとうございました。」
    って言っていましたが、さあ、これからどうなるでしょうか?また見守っていきたいと思います。

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第36回 合不合の結果をどうとらえるか

    入学試験というのは必ず結果がでます。合格が不合格か、1点足りなくても不合格は不合格。しかし、それはその試験だけの話。数時間の試験ができたか、できなかったか、その結果が出ただけのことです。
    だから、その結果にあまりこだわっていると、次の試験で力を出せません。
    私は今まで、たくさんの受験生を送り出してきました。そしてほとんどの受験生は合格も不合格も経験しています。
    つまり負けることもあるのです。そしてみなさんに良くわかってほしいのは、失敗することは恥ずかしいことではないということです。「落ちたらどうしよう」という心配が、突然心に浮かぶことがあるかもしれません。そしてそれが「恥ずかしい」とか「みっともない」ことだと思うと、試験が怖くなります。
    しかし、人間生きていたら「負ける」ことだってあるのです。それは悔しいことであるけれど、恥ずかしいことでも、みっともないことでもないのです。
    入学試験は不合格である人の方が多いのですから、「負ける」ときは潔く負けを認めて、次に勝ちにいってください。
    反省するところは反省して、失敗を繰り返さなければそれで良いのです。
    ひとつひとつの学校の入試の結果に一喜一憂することなく、それぞれの入試で自分の力を出し切ることに集中してほしいと思います。

第35回 入試心得(2)

いよいよ入試です。できれば以下の心得をメモして、入試に向かう途中で見返してください。落ち着いて、自分の力を発揮することを心がけましょう。

(1)まず全体を見渡そう。何問でているか、最後は何番か。自分のできそうな問題から始めるのがコツだ。
(2)問題はよく読もう。ミスは「できた」と思ったときに、犯しやすい。答えが出たと思ったら、もう一度、問題を確認しよう。特に単位に気をつけて。
(3)字はていねいに書こう。計算は消さずに残して、その場で見直そう。後での検算より、その場の検算。
(4)間違えたと思ったとき、すぐ全部消さないこと。使えるところがないか、一度は考えよう。
(5)できそうな問題から先に解こう。入試は満点を取るテストではなく、合格点をとるテストだ。難しい問題ができなくても合格するが、みんなができる問題を間違えてはいけない。
(6)記述は、最初に言いたいことを書くのがコツ。1つの文は1つのことをいえばよい。あまり一文を長くしないこと。
(7)漢字は自信を持って書こう。
(8)問題の条件に下線を引いておこう。使った条件はチェックしよう。問題が解けないとき、もう一度確かめてみよう。使っていない条件があるはずだ。
(9)絶対に合格するんだという強い気持ちをもって、試験に臨もう。その気持ちがいろいろな力を引き出してくれる。
(10)終わった試験のことは、気にしない。次にできることに集中しよう。