中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

図が書けない子

入試問題を解くにあたって、グラフや図を自分で書くということは不可欠な作業です。しかし、案外6年生になってもこれができない子が多いのです。

例えば立方体が上手に書けない、ということは空間把握能力が身についていないでしょう。速さの文章題を読んで、人の動きをダイヤグラムにできないと、複雑な設定を読みこなすことができません。

で、どうやって図が書けるようになるか、といえば写す作業をするからです。私は授業でホワイトボートを使い、問題や解説、図などを書きます。そしてそれを子どもたちにノートに写させます。写すから、まねる、まねるから自分で書くことが出来るようになるのです。

テキストに答えがあればそれでいいというわけにはいかないのです。テキストの問題も、解くときには自分で図を書く作業をやらなければいけません。

人にしてもらうと、(この場合、書いてもらった図を使うということですが。)自分でできるようにはならないのです。

今回制作した4年生のDVDでは、問題の解説をテキストにはつけていません。その代わり、テキストに空白を用意して自分でその図をDVDの授業から書き写すようにしてあります。こういう基礎訓練が、4年生のうちは大事なのです。

4年じっくり算数教室1DVD教材「4年算数じっくり教室」

合格発表は時間に注意

多くの受験生が複数の学校を受験するでしょう。したがって、保護者のみなさんもスケジュール表を作っておられると思いますが、特に大事なのは合格発表の時間です。最近はインターネットでの発表も多くなりましたが、親が気にしなければいけないのは手続き書類の受領時間です。

多くの場合、学校は受領時間を指定しています。そしてここが重要ですが、その時間内に受け取らなければ「合格を辞退した」とみなされます。

下記はある学校の入試実施要綱に記載されている内容です。

発表時間内に所定の手続きがなされない場合は、事情の如何に問わず、合格者は入学手続きの辞退、補欠者はその資格の辞退として処理されますので、あらかじめご注意ください。

合格したら、親は喜ぶのはまず置いておいて、とにかく手続きの書類を確実に手に入れて、どのような手順で進めるのか、確認してください。学校は補欠の繰上げを迅速に行いたいと考えていますから、特に「時間」に注意してください。

試験前、保護者のみなさんは入試実施要綱を熟読してください。

あけましておめでとうございます。

いよいよ入試の月になりました。

冬休み明けから、埼玉、千葉、そして関西の入試がはじまり、来月は東京、神奈川も入試が始まります。

今、正月特訓を実施している最中ですが、今日は元旦模試の日です。試験ちょうど一ヶ月前に入試の予行練習をするというのが目的ですが、昨日のプレ入試でもやはり子どもたちの気合はだいぶ違ってきました。

自信を持って、自分の力を出し切る、そこに集中できる1ヶ月であってほしいと思います。

風邪、骨折に十分注意して、最後の準備を応援してあげてください。

今年もよろしくお願いします。