図が書けない子

Pocket
LINEで送る

入試問題を解くにあたって、グラフや図を自分で書くということは不可欠な作業です。しかし、案外6年生になってもこれができない子が多いのです。

例えば立方体が上手に書けない、ということは空間把握能力が身についていないでしょう。速さの文章題を読んで、人の動きをダイヤグラムにできないと、複雑な設定を読みこなすことができません。

で、どうやって図が書けるようになるか、といえば写す作業をするからです。私は授業でホワイトボートを使い、問題や解説、図などを書きます。そしてそれを子どもたちにノートに写させます。写すから、まねる、まねるから自分で書くことが出来るようになるのです。

テキストに答えがあればそれでいいというわけにはいかないのです。テキストの問題も、解くときには自分で図を書く作業をやらなければいけません。

人にしてもらうと、(この場合、書いてもらった図を使うということですが。)自分でできるようにはならないのです。

今回制作した4年生のDVDでは、問題の解説をテキストにはつけていません。その代わり、テキストに空白を用意して自分でその図をDVDの授業から書き写すようにしてあります。こういう基礎訓練が、4年生のうちは大事なのです。

4年じっくり算数教室1DVD教材「4年算数じっくり教室」

Pocket
LINEで送る