中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

先生、お久しぶりです!

最近、いろいろなところで教え子に会います。

昨晩も大学のサークルのOB会だったのですが、
「先生、お久しぶりです」
といわれて、
「????」

それも何人もいて、びっくりです。
「先生とこういうところで会えるなんて思いませんでした!」

そりゃあ、僕だってそう思います。

でも、だから楽しい。
だから、ちょっと飲みすぎでした。

以前、仕事の関係で打ち合わせをしていたときも
若い人がけげんそうな顔で私を見ていたことがあります。

「あの、田中先生ですか?」
「あ、そうですが。」
「ゴリラですよね。」(何を打ち合わせ中に!と上司の人が
見ています。)
「そうです。」
「僕、先生にならいました。」
(上司の人がほっとする)

なんてことがあります。

そろそろ最初のころの子どもたちが自分の子どもをつれて
くることになるんだろうなあ。

これが最近の楽しみです。

苦労したんだよ

ある生徒が、とてもうれしそうにやってきたことが
あります。
手には新製品のゲーム機がありました。

「苦労したんだよ。ようやく手にいれたんだ。」

何でも、そのゲーム機を手にいれるために、おこ
づかいをため、誕生日プレゼントをキャンセルし
てゲーム機に振り替え、それでも足りないので、
家庭内アルバイトをしたのだそうです。

こういう子は、きっとこのゲーム機を大事にするだ
ろうなと思います。

最近は、子どもたちがほしいものを割と簡単に手
にする傾向があるように思うのです。その結果とし
て、モノをあまり大事にしません。

その典型が忘れ物。

塾にはたくさんの忘れ物がありますが、本当に取り
にこないのです。時計なんか山ほどありました。
なくしたら、また買ってもらえるからなのでしょう
か。

ほしいものを簡単に買い与えることは、決してその
子を幸せにはしないでしょう。

「あれは高いな。だから今は買えないね。でもどうし
てもほしかったら、どうやって買おうか、考えてみ
ようか」

子どもの力を伸ばすチャンスですね。

塾はサービス業?

先日、ある塾の経営者の話を聞いていて、
「塾はサービス業ですから、先生という態度を
すてて奉仕するという気持ちで接しなければいけ
ない」
という話を聞いて、うーんとうなってしまいま
した。

「先生」という響きは危険です。

自分がえらくなってはいけない。その意味でこの
指摘は正しい。

ただ、教えるという作業は子どもの様子、様子を
見ながら、対応していかなければならず、例えば
「もう一度考えてごらん」というのは当然ありま
すね。

ところが最近、塾の現場では頻繁に、
「先生からおっしゃってください。」
とか
「先生から教えていただけますか」
とか
いっぱい言われるのです。

「先生から怒ってください」
なんて昔の親はあまり口にしませんでした。
あれは、自分が注意しなければいけないという
気持ちがあったからだと思うのです。

最近は、そうでもなくなりました。

塾の先生もベテランになれば、そういうのをうまく
立ち回って子どものために、何も言わないというこ
ともあります。

しかし、多くの先生たちがお母さんたちに言われて、
ついでにいえば、経営者にも冒頭のことばをいわ
れると、全部やってあげてしまうだろうなあと
思うのです。

してもらえば、自分でやる機会を失います。

何でも買えてしまうということは、便利なようでいて
結構、危険な部分が隠れていますね。

塾はサービス業ですが、でも本当に子どもに力をつ
けるという意味では、そうではないかもしれませんね。