中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

学校行事

今日は大倉山で学校別授業の日ですが、なーんと7人も欠席していました。運動会です。来週は休むよといっている子どもたちもいました。そろそろ秋のイベントシーズになりますね。運動会ばかりではなく、連合運動会、学芸会、音楽会など秋はイベントの多い時期です。6年生ともなると、いろいろな仕事を引き受けなければならないでしょう。連合運動会で選手にでもなろうものなら、朝から練習をしなければならないなどということもあるかもしれません。

 受験のためにそういう仕事を引き受けないように言う方もいらっしゃるようですが、私はそれはそれ、これはこれだと思います。子どもたちのとっては6年生は人生に1回しかありません。その中で小学校最後の運動会や連合運動会を仕切るわけですから、

5年生2学期の算数

以前にもお話しましたが、5年の2学期の算数は大変です。実はこの段階で学習することが中学受験の基礎となることが多く、また一行問題ではこの時期に学習した内容が比較的良く出題されるのです。

しかし学習のペースは速く、しかも反復練習を必要とする分野でもあるので、なかなか覚えが悪く、成績が下降する時期でもあります。

もし成績が下がるようでしたら、やはり勉強方法を見直す必要があるでしょう。反復練習の量を増やす必要があるのですが、時間には制限があるし、5年生はまだ十分に動機付けができていないので、決して熱心に反復練習をしたがらないでしょう。

したがって1回にたくさんやるのではなく、小分けにしながら練習を進めるのです。1回3問から5問程度。となれば反復練習には10分ぐらいしかかからないでしょう。そして目先を変えて、また次の機会に10分。というように小出しに勉強していくことです。

ただこの時期にしっかり反復練習を積み重ねておかないと、この後比や割合の発展問題、速さ、図形などで明らかにてこずることになります。

今、あまり成績が上がっていない場合は勉強方法をしっかり見直してください。ここを上手に通過させることが、合格の近道であることは間違いないでしょう。塾の先生にもしっかり相談されるとよいと思います。

どうすれば合格できるか(3)

さて、勉強時間ですが、塾のある日は何時頃家に帰ってきますか?10時前後でしょうね。そこから軽く食べてお風呂にはいったらもう10時半。ですからここで勉強はまず無理なのです。

もちろん勉強させているご家庭があるでしょう。ただ、前から申し上げているとおり、小学生はまだ成長が続いているので、しっかりとした休息が必要です。「早寝、早起き、あさごはん」は受験生でも例外なく実行した方がよいのです。さあ、勇気を持って寝せてください。その代わり朝は6時起床。

入学試験は朝8時半~9時の間にスタートします。したがって起きてから脳がフル活動にはいるまで3時間ということを考えると遅くとも6時には起床して勉強をする習慣を身につけておきましょう。

朝は短い時間で効率よく勉強ができますから、前の日の復習や漢字練習、計算などをさせますが、私はここでもやり方を工夫してほしいと思うのです。
計算問題を10題やらせてもだめです。後半はミスが多いでしょう。そんなのは時間がもったいない。3題、絶対間違えない工夫をしながら解く練習をしてください。たくさんやったってミスだらけなら意味がないのです。

さて、塾のない日はとにかく学校から帰ってから夕食までの時間をいかにしっかり勉強するかが鍵です。塾に行けばこの時間はしっかり勉強している時間ですが、家にいるとついダラダラしてしまう時間。ここでしっかり勉強するために、うちでは塾に呼んでしまったりしています。

夕食までに2時間から3時間、きっちり勉強できたら、後は2時間勉強すればもう10時になります。でも4時間~5時間の勉強時間が確保できるからいいですね。

さて、以上を考えると1週間に家で勉強できる時間はせいぜい20~25時間くらいです。これで塾の復習や宿題をやって、過去問やって、入れられる勉強に限度があるのがおわかりになるでしょう。

だからしぼるしかないのです。絞るなら、入試傾向に沿ってしっかり組み立てていきましょう。ただ、私がこれを保護者がいっしょに考えていく方が良いというのは、いろいろ学校別対策はあるけれど、パターン化されているものも少なくないからです。傾向はもちろん考えてくれているのだけれど、その子の弱点まで補強するプログラムにはなかなかなっていません。ですから、それは個々の対応をしなければならないのです。小さい塾ならできますが、大きい塾ではそこまで対応してくれない場合がありますから、その分保護者の方がしっかり入試傾向とお子さんの長所短所をつかんでおく必要があるのです。

9月、10月は理科、社会の知識に力をいれてください。

これから模擬試験もあるでしょうし、知識は覚えていないとどうしようもないでしょう。これぞと思う1冊にしぼって、しっかり知識を整理してみてください。夏休みに勉強した内容も枝葉がしっかりついてくると正確な知識として生かせるようになるでしょう。

これから5ヶ月間が一番力がつくときですから、効率よく時間を使い、良い戦略を立てて学習を進めてください。ただ、明らかに競争率は上がっていますので、努力の質を変えていかないと、負担ばかり増えてしまうので、注意が必要です。