中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

時事問題

今週の6年生のカリキュラムは、国際連合と国際関係でした。その中でも、大事だったのが核兵器の問題。
IAEAとはどんな組織なのか、CTBTとは何か。非核三原則とは?
北朝鮮で核実験が行われた今年、やはり核不拡散の試みについてはやはり出題が増えそうです。

最近の社会は、地理や歴史の知識を問うよりも、小学生なりに今の社会をどう捉えているのかを問う問題が増えてきました。したがって時事問題も大事な範囲になっているのですが、ただ基本的な知識をしっかり覚えていかないと本当の対策にはなりません。

国際連合がどういう組織であり、それぞれの理事会で何が行われ、どういう話し合いを過去してきたのか、ということが理解できなければ、今年の「北朝鮮の制裁決議案」の意味もわかりにくくなります。

ニュースを聞く一方で、これはどういう意味?という質問を子どもたちにしてみてください。ひとつひとつ進んでいくことが大事です。

5年の秋から受験を始める

ここのところ、続いて5年の秋から中学受験を始めたいという保護者の方と面談をしました。

4年生からはじめている子どもたちが多い中で5年のこの時期から始めるのにはハンデがあるでしょう。実際に地理はもう終わってしまっていますし、歴史も結構進んできています。割合、比、速さ算数の頻出範囲もすでに勉強しています。

しかし学校ではまだ当然やっていません。したがってこれをどうフォローするかということになるわけですが、今のところ進んでいるカリキュラムとはある程度距離を置いてやらないと効率が悪いので(わかるところから始めないと、本人に自信もつかないでしょうから)、一人ひとりのカリキュラムを作っていくことになります。

最近感じるのですが、意外にこれはいいのではないかと思うのです。

今の5年生はカリキュラムが多い、なかなかこなしきれない。だからその嵐からは距離を置いて、できることをこつこつと積み重ねていく。最初から遅れていることはわかっていますから、あわてても仕方がないと思えます。最後に間に合えばいいのだから。でも間に合わせなければならないので、本当に効率を考えた勉強法をしてもらうことが必要です。でもその方法は実際にあるのです。

今日も5年生の女の子を見ていたのですが、1時間半の間にずいぶんいろいろなことができるようになりました。もちろんその子の能力はなかなかのものですが、このペースで行けば比較的早い段階で追いつくことになるでしょう。

本人がやはり受験を始めたいと思ったのですから、努力もするし、がんばりもしてくれます。待つことも教育では大事なことなのです。

まずは基礎学力を

4年生や5年生で1週間の内容をこなしきれないという話を良く聞きます。
実際に理科や社会の勉強まで含めると結構こなさなければいけない量は多いでしょう。

しかし例えば社会について言えば、5年の1学期に地理をやってその後、歴史、公民と進む間に地理の知識はあやふやになり、結局6年生の夏休み以降もう一度覚えなおすという作業が必要になります。

もちろん5年のときに覚える努力をすることで6年生の手間を省くことはできますが、しかしやはり忘れていることは多いので、最初から覚えなおすようなものなのです。

と考えてみると、ではこの時期に授業をしっかり聞くことはもちろん大事だが、細かいことを覚えるのにあまり時間をかけすぎてもいけない、むしろ「読む、書く、ていねいに考える」といった基本的な学習能力と姿勢を身に着けることが大事なのではないでしょうか。

最近、中学受験の裾野が広がってきて、受験生は増加しています。しかし実際に塾でお預かりするときの子どもたちの基礎学力は大きく差が開いています。計算にしても漢字にしても、「読む、書く、ていねいに考える」という作業に必要な基礎学力がまだ十分ついていない子どもたちは増えているのです。

ですからあわてて受験のためのテクニックをマスターさせるよりは、5年生まではこれらの基礎学力をしっかり身に着けることに時間を割いた方が良いでしょう。

塾に行くとクラス分けテストがあり、良いクラスに入るためには点数をとらなければならず、細かい知識に時間をかけがちですが、目先の点数にあまりこだわらないでしっかりとした力を培っていくと良いと思います。