中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

第1回保護者懇親会

昨日、荻窪で保護者のみなさんにお集まりいただいて、いろいろお話を伺いました。エルフィーは塾として5年目を迎え、自分たちのやってきた塾がその通りになっているのか、忌憚のないところを伺いました。

(1)エルフィーは楽しい塾。
(2)子どもたちと先生、保護者と先生の距離の近さは感じる。
(3)at homeな感じで、細かい質問をたくさんできた。
(4)少ない人数ながら、できる子を意識できる環境は子どもにとって非常に良い刺激だった。
(5)学校別の指導で無駄な勉強をせずにすんだ。
などが良い点。

課題としては
(1)第2志望以下の話について、もっと情報がほしい。
(2)実際にどのような勉強が進んでいるのか、親がつかみにくい。
(3)まいにち目標ノートが続かない。なかなか実行できないことが多く3日坊主になりがち。
(4)もっと「やらなければいけないことをやらせる」部分を。(つまりは強制力?)
(5)女性の指導員をおいてほしい。
(6)家でやるべきことをもう少し細かく指示してほしい。
(まあ、目標ノートをきちんとつけて確認していただければ大丈夫なのでしょうが。)

エルフィーでは6年生が目標達成ノートを使っていますが、なかなか上手に使えていない、そういう意味では、もう少し私たちが研究していかないといけないなと感じました。

これからまた各教室で私自身がお話を伺う機会を持っていきたいと思います。

パターン問題の修練を

ここ数年、学力低下が問題になり私立中学の激戦にも関わらず、合格点が下がるという現象が続いていました。以前から指摘している通り、今の子どもたちの基礎学力は過去に比べて明らかに不十分で、したがって進学塾で多くの問題を解かされてもその土台がしっかりしていないため、何度復習してもできないという現象が見え隠れします。

そんな中昨年の入試では合格点が上昇したケースが多く見られました。しかし「学力」が改善されたのかといえば、そうではない。学校側の出題が簡単になった、もう一歩言えばよく出る「パターン」問題の出題が目立ったのです。

どの参考書でも「例題」としてあがるような問題を出題することによって、「少なくともそのくらいは解ける子」を選ぼうという中堅校の出題意図が感じられます。したがって、これらの学校(偏差値50~55前後、特に女子校)ではもう一度パターン問題の練習をしておくと良いでしょう。

何が良いかと聞かれれば、四谷大塚の最新版の「四科のまとめ」の算数が良いです。まさにこれらの問題といえるものが並んでいます。ただし。今お手元にないのであれば、今から手をつけるのは危険かもしれません。この半年間にやったことがあるのであれば、ぜひ復習されると効果があるでしょう。

直前の学習のコツ

東京、神奈川の入試まで3週間です。

志望理由を見せていただいたり、併願校の確認をしたり、直前ならではの作業が始まりました。

で、ここのところ、いただくメールで多いのが
「最後に何をやればいいか?」
です。

出題傾向もありますが、とにかく1点にすぐつながるものをやること。
例えば漢字がでるのなら、国語も漢字の練習。知識が出題されるのなら、知識。自分で考えをまとめる作文が出るのなら、その練習。

とにかく出そうなこと、1点につながること、これを最重要課題としてやってください。

昨日は社会をやっていました。合計157問のテストですが、何回か繰り返しているので全体の平均は8割程度。しかし、悪い子もいる。直前ですから、その場でテスト直し。すぐ覚える。そして再テスト。改善率を算出してトップランクを出すと
当たり前ですけど「最初にできなかった子」がトップになりますね。

まあ、それでもいいから、勢いをつける。これも大事なポイント。

それと、科目の偏りはなるべくなくしてください。毎日、4教科、何らかの形でふれるのがいい。算数も1問か2問は必ず解く。文章題か漢字は必ず毎日やる。というように。科目に偏りがあると問題勘が薄らいできます。

あとは、健康。
この時期の骨折、病気はご法度。
無理をさせない。危ないことは絶対にさせない。

徹底してください。

さて、お母さんの方もスケジュールがタイトになります。出願の準備、大丈夫ですか?