「中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

パターン問題の修練を

ここ数年、学力低下が問題になり私立中学の激戦にも関わらず、合格点が下がるという現象が続いていました。以前から指摘している通り、今の子どもたちの基礎学力は過去に比べて明らかに不十分で、したがって進学塾で多くの問題を解かされてもその土台がしっかりしていないため、何度復習してもできないという現象が見え隠れします。

そんな中昨年の入試では合格点が上昇したケースが多く見られました。しかし「学力」が改善されたのかといえば、そうではない。学校側の出題が簡単になった、もう一歩言えばよく出る「パターン」問題の出題が目立ったのです。

どの参考書でも「例題」としてあがるような問題を出題することによって、「少なくともそのくらいは解ける子」を選ぼうという中堅校の出題意図が感じられます。したがって、これらの学校(偏差値50~55前後、特に女子校)ではもう一度パターン問題の練習をしておくと良いでしょう。

何が良いかと聞かれれば、四谷大塚の最新版の「四科のまとめ」の算数が良いです。まさにこれらの問題といえるものが並んでいます。ただし。今お手元にないのであれば、今から手をつけるのは危険かもしれません。この半年間にやったことがあるのであれば、ぜひ復習されると効果があるでしょう。

直前の学習のコツ

東京、神奈川の入試まで3週間です。

志望理由を見せていただいたり、併願校の確認をしたり、直前ならではの作業が始まりました。

で、ここのところ、いただくメールで多いのが
「最後に何をやればいいか?」
です。

出題傾向もありますが、とにかく1点にすぐつながるものをやること。
例えば漢字がでるのなら、国語も漢字の練習。知識が出題されるのなら、知識。自分で考えをまとめる作文が出るのなら、その練習。

とにかく出そうなこと、1点につながること、これを最重要課題としてやってください。

昨日は社会をやっていました。合計157問のテストですが、何回か繰り返しているので全体の平均は8割程度。しかし、悪い子もいる。直前ですから、その場でテスト直し。すぐ覚える。そして再テスト。改善率を算出してトップランクを出すと
当たり前ですけど「最初にできなかった子」がトップになりますね。

まあ、それでもいいから、勢いをつける。これも大事なポイント。

それと、科目の偏りはなるべくなくしてください。毎日、4教科、何らかの形でふれるのがいい。算数も1問か2問は必ず解く。文章題か漢字は必ず毎日やる。というように。科目に偏りがあると問題勘が薄らいできます。

あとは、健康。
この時期の骨折、病気はご法度。
無理をさせない。危ないことは絶対にさせない。

徹底してください。

さて、お母さんの方もスケジュールがタイトになります。出願の準備、大丈夫ですか?

入試心得

受験の際に気をつけなければいけないことがいくつかあります。

(1)まず試験全体を見回して、できそうな問題からやろう。

受験ではとにかく1点でも多くとるということが必要であり、したがって「自分のできる問題はどれか」を探さなければなりません。良く算数の出来る子が一番最初から順々にやっていって早い番号の問題でひっかかり、時間を使ってしまってその後の問題が間に合わなくなるケースがあります。また勝手に一番最後が9番だと思っていたのが、実はその裏に10番があったということもありますから、いったい最後がどこなのかも確認していく必要があります。

(2)条件を確認する。

子供たちのミスの大半は条件を見間違えたり、見落としたりするケースです。何を求めるのか、「正しいもの」を選ぶのか、「正しくないもの」を選ぶのか、確認しながら進むことです。

算数では「答えが出た」とか「わかった」と思ったときにミスを犯しやすいもの。わかったと思うとついうれしくなってしまうのは誰でも同じこと。だからここで慎重に問題をといていかなければならないのです。

またわからない場合はもう一度、問題をよく良くことです。使っていない条件があったりすることはよくあること。確認しながら進んでいきましょう。

(3)字はていねいに書く、説明はなるべくくわしく書く

子どもは自分がわかったということで勝手に納得をしがちなもの。しかし入試はアピールすることで得点になります。何がわかったのか、どういうことを考えたのか、条件に合わせながらなるべく詳しく書くことが大事です。そのときのコツですが1文はなるべく短いほうが良いのです。1つの文は1つのことを言えばいい。子供たちの解答を読むと、ずーっと続いていて句点が最後にひとつだけあるという答えが多いものです。

(4)検算はその場で、なるべくその場で確認をする

ミスはあとで発覚するとそこまでもどるのが大変。なるべくその場で確認しながら進むことが大事でしょう。

(5)終わった試験のことはくよくよしない。

あとから失敗に気づいたり、ミスに気づいたりすることはあるかもしれません。しかし終わったことは変えられない。だから次の試験に全力をあげることです。同じ失敗は繰り返さない、そういう気持ちで臨んでください。