中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

とにかく勉強してほしいと思っているお母さんへ

新学年が始まってから、1週間のスケジュールが変わり、ようやく2週目。しかし、なかなか新学年の勉強が終わらない、やりなさいというけれど、
「わからない」
「まだ習ってない」
「やらなくっていいって先生が言った」
まあ、いろいろな言い訳とともに、こちらの思うとおりに勉強してくれないと悩んでおられるお母さんが多いのではないでしょうか。

そうなんです。そういう子が多いのがあたりまえ。新学年になったからといって、そう簡単にモチベーションができるとは思わない。やらなきゃなと思ってはみても、やっぱり漫画はみたいし、ゲームはやりたい。そして1週間たつと終わっていない勉強ばかり。
「とにかく勉強してほしい」
と思っておられるのではないでしょうか。

特にスタートしたばかりのお子さんはできないことが多い、わからないことが多い、だから進むのが遅いでしょう。こればかりはくせづけしかないのです。帰ってきたらこれだけ勉強するのが当たり前。そのためには他の魅力的なものを排除するしかありません。ゲームも、漫画も。そのために、台所につれてきて勉強させるのがいいのです。

でも下のお子さんがいて、勉強できないのなら。地元の塾を探してみてください。
先日、キッズの4~6年版のお話をしましたが、小さい塾なら自習の対応もしてくれるところが多いのです。あの後何人かの先生と話をしたとき、「あれはうちでもやっているんですよ」と言われた先生がいました。

エルフィーキッズはもちろん、4年生以上であれば学校から帰ってきて勉強できる空間を提供し、また先生が教えてくれる塾があるのです。個別指導だとそれなりにお金がかかりますが、そういう塾をうまく利用すると勉強のくせづけができるでしょう。

とにかく勉強するのが当たり前というくせをつければいいのです。

偏差値30のからくり

偏差値というのは平均からの乖離を表します。偏差値60は平均から標準偏差1つ分上に離れた位置ということです。平均から標準偏差1つ分のプラスマイナス(すなわち偏差40から60)の間に全体の68%がいるということをあらわします。だから偏差値というのは集団の平均点によってずいぶん変わってくるのです。

集団の平均が高ければ、30の持つ意味は変わるのです。

高校受験はほぼ99%の受験率ですが、中学受験は約20%。この集団は高校受験の集団の上位に位置します。したがって中学受験の平均は高校受験の平均からほぼ標準偏差1つ分はちがってくる感覚を持ってください。

すなわち中学受験の偏差値50は高校受験でいえば60~65になる。だから中学受験偏差値30は高校受験で言えば45~50前後になるだけなのです。

数字に惑わされてはいけないというのはそういう意味です。

偏差値30からの中学受験

中学受験を始めようと思って、まず学力テストを受けさせてみたところ偏差値30だったとします。親はこれをどう考えればよいでしょうか。

中学受験なんかとても無理だと考えがちかもしれません。ただ、テストの内容を見てみると、その状況はだいぶ違ってきます。

例えば未習部分が多くてできなければ、それはそれで追いつくしかないわけですが、可能性がないのかといえばそうではないでしょう。そして事実、多くの場合はこれにあてはまる子が多いのです。

習っていないところが出たテストで、できなかったらそれは仕方がない話です。しかし偏差値30という数字の方がショックでしょう。ただ一般的に言えば、中学受験率が20%とすれば平均点はこの集団の平均でしかない、全体の平均よりはかなり上のところにあるわけですから、偏差値にあまりショックを受ける必要もないのです。

そして実際に受験勉強を始めてみて、未修部分が理解できてくれば、必然偏差値は上がってくるでしょう。

問題は実際に何がわかっていて、何がわかっていないかをしっかり判別して、学習を進めていくこと。ところがある一定のカリキュラムが進行している塾では、これまで学習していることが前提になるので、たとえ入塾できたとしてもなかなか未習部分を解決できないかもしれません。その分いくらやってもなかなかできるようにならないと思われるかもしれませんが、実は未習部分が響いている場合が少なくないのです。

この場合どうやって解決すればいいでしょうか?

やり方は2つ。ひとつは、現状の成績をあまり気にせず、カリキュラムの最後までいったん走りきってしまうこと。だいたいどの塾でも6年生の夏休み前に、カリキュラムが終了します。そこから復習。ここから成績を上げればいいと割り切ってしまうことです。ただ、全体の分量が増えていて、なかなか間に合わない状況になってきました。

そこでもうひとつはいったんカリキュラムを逸脱してしまうこと。できることを積み重ねるという意味ではこちらの方がやりやすくはなります。ただ、計画をきちんと立てて進めていかないと、最後まで終わりきらないということになるでしょう。その意味でカリキュラムが明確になっているテキストを使うと目安がたちやすいかもしれません。塾や個別指導の先生と相談して、まずは追いつくために重点的に必要な学習をピックアップして、それを集中して学習します。カリキュラムにいつおいつくのが目標なのかも決めていきましょう。できれば6年の春休みまでにはおいついておきたいですね。そうすれば、復習が大変になることもないでしょう。

偏差値30からの中学受験というのは、当然可能なことなのです。実際にここから50、60の学校に合格していった子どもたちは私どもにもたくさんいます。だから、最初の偏差値にびっくりすることなく、また目標を下げることなく、しっかりと狙うべき学校を狙ってください。