中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

過去問の練習方法

今日から学校別特訓です。

子どもたちはそれぞれの第一志望の過去問を解き始めています。この後、採点、直し、質問とあって1つのステップが終了。次の問題へと進んでいきます。採点は我々指導員がやり、その後子どもたちが直しをします。この直しの過程が非常に重要です。半分くらいは「計算間違い」「問題の読み違い」「勘違い」などのミスです。なぜ間違えたのか、どうしたら次にこういう間違いをしなくて済むのか、指導員から注意を受けることがたびたびですが、そこで具体的にどう「ミスを防ぐか」を習得していきます。

もうひとつは質問。これはわからない、という問題があるでしょう。が、実際に「今解けなければいけない問題か。」「最終的にこれは捨ててよい問題か」を判断する必要があります。現状の力に合わせて指導員が判断し、必要があれば解説する。そこで一段階レベルが上がっていくわけです。

この過程が第一志望の過去問から始まって類題までこれから半年間続きます。何が良く出るのか、自分はその範囲で何ができないのか、だから何をすべきなのか、子どもたちが問題意識をもって勉強していく過程も、また習得すべき内容であるのです。

8月に入って

夏合宿に来ています。

昨日は子供たちのレクリエーション日。フォレストアドベンチャーにいきましたが、昨年の卒業生にそれこそ偶然に会ってびっくりです。卒業して半年ですが、水球をやっているそうで、なかなかたくましくなっていました。

さて、夏休みに入って10日あまり。そろそろ計画の修正が必要になっているころではないでしょうか。計画というのは、最初にたてて終わりということではなく、つねに現状の把握が必要です。順調に計画が進んでいればいいですが、実際に進んでいないとすればどこで、追いつくのか。あるいは内容を絞るのか、いろいろと変更していかなければなりません。

実際に計画をたてるときは、あれをやろう、これをやろうと思っていても実際に進んでみると、なかなか予定通りにはいかないもの。だから優先順位を立てているわけですから、ぜひこの機会に見直しをしてみてください。

過去問を前に

昨日、復習回に入ったのを機に、6年生の個別の生徒に過去問をさせてみました。

これまでカリキュラムの学習は通常授業のペースにあわず、違うカリキュラムで勉強してきたものの、本人のやる気はあまり感じられず、決して順調な勉強ではなかったのです。

ところが先日、第一志望の学校のオープンキャンパスで理科部を見てからだいぶ話が変わってきました。本来、生き物が好きな子なので、そこに並べられた昆虫標本に感激。「絶対入りたい」と思い始めたようです。

いつもはだらだらやる勉強が一変。まずは国語と思ったのですが、すべての問題に解答。記述など書く気も感じられなかったのが、書く、書く。

算数も「無理かなあ」と思ったものの、最初としてはなかなかのできでした。

思うに、これまでやはり彼の力を引き出せていなかったのです。しかし理科部の昆虫標本が突然、彼をやる気にさせた。やる気になれば勉強はできるようになる、これはその通りだと私は思います。

その意味で過去問の勉強はやはり有意義なのです。夏休み、子供たちのやる気を引き出す意味でも過去問の勉強を取り入れてください。