中学受験で子どもと普通に幸せになる方法」カテゴリーアーカイブ

明日から後期講習

私の教室はお盆休みも今日で終わりで、明日からまた講習が始まります。

まだまだ暑い日が続いていますが、これからがまさに後半戦。(いや、夏休みだけでなく全体の後半戦が始まると考えていいでしょう。)
6年生のみなさんは、これから志望校に向けていわゆる得点力を身につけていかなければいけません。そのために重要な力が「自分のできる問題を見分ける力」と「自分ができる問題は間違えない力」です。

入試は満点をとるテストではなく、「合格点をとる」テストです。したがってできないものはあってもいい。ただ「自分ができる問題を落とす」とそれは失敗につながります。

問題を解くていねいさ、字を書くていねいさ、計算をチェックするていねいさ、いろいろなていねいさが求められてきます。

前半と後半では明らかに目標が変わってくるといっても過言ではないでしょう。これからの勉強は常に「得点力」を前提に組み立ててください。

夏休みの宿題

先日、6年生の子どもたちがこぼしていました。
「学校の宿題もあるんだよね。」
「それはそうでしょう。」
「いつ、やるの?」
「え、計画に盛り込んでないの?」
「受験勉強だけだよ。ドリルでしょう。自由研究でしょう。あと読書感想文。」
「至急計画変更ですね。」
「え、どこに入れるの?もういっぱいだよ。」

実際に受験勉強だけで計画ができあがっている子どもたちがほとんどではないでしょうか。学校によって夏休みの宿題はいろいろですが、やはり新学期に持っていかないといけないし、かつ学校が始まる日が8月末と繰り上がっていますから注意してください。新学期の前日、「何もやっていない!」ということが発覚しないように。そういう物語文があったなあ。

解答、解説を読む意味

過去問をやれば、すべてできるということはまずありえないので、当然、答えあわせをして解答・解説を読むという作業が必要になります。

この作業は、実は非常に力をつけていく過程でもあるのです。昨日も、解答を読んでわからないという質問が子どもたちから出ました。

ひとつひとつ説明をしていくと、
「ああ、そういう意味ね。」
「あ、そういうことか。」

実は問題文を良く理解していなかった、勘違いをしていたということもこの時点で明らかになってくるわけで、しっかり解答を読み込むという作業は確実に子どもたちの力をつけます。

今の段階では「できない」から過去問をやる意味はないという考え方は、この過程の効果を考えていないのです。そしてまたこの過程で自分で勉強する姿勢も身についていくのですから、重要な過程だと私は思っています。

お盆休みに向け子どもたちは自分で勉強できる体制がだいぶ身についてきました。この1週間で大分力をつけてきた子どもたちもいます。もちろん「合格したい」という気持ちがあって、「努力を継続しよう」という気持ちをしっかり持っての話ですが。