ゴリラ先生のLET’S合格」カテゴリーアーカイブ

第41回 朝は自分で起きる

朝、自分で起きていますか?お母さんに起こされていません?受験勉強とは関係ないように思えるかもしれませんが、自分の時間を自分で管理するためには、一日のスタートをまず自分でできるようにしなければなりません。そろそろみなさんは「やらされる」勉強から「自分でやる」勉強に切り替える時期にきています。「やらされる」ということ自体に反発を感じる人も少なくないでしょう。ただ、受験勉強において「やらなければいけないこと」は確実にやっていかないと力はつきません。それを「やらされるか」、それとも「自分でやるか」はみなさんの気持ちと実行力にかかっています。例えば友達と遊ぶ約束をした、でもその日にやらなければいけない勉強もある。どちらもやりたいと思うのなら、例えば朝早く起きて自分で勉強する時間を確保しなければならないでしょう。しかし、お母さんに起こされているということは、自分で自分の時間を管理できないわけだから、当然、うまくいきません。そうすると友達と遊ぶことだけで終わってしまう。そうなると当然力はつかず、みなさんが目標とする学校に合格できなくなってしまいます。それに「自分でやる勉強」は明らかに「やらされる」勉強より効率がよくなります。「しっかり覚えよう」と思ってやるか、「やらなきゃいけないんだけどなあ」ぐらいに思ってやるかで、結果は大きく違ってくるでしょう。「自分でやる」勉強をするためには「自分で朝起きる」ということが根本にあります。明日からがんばってみましょう。

第40回 じっくり考えよう

    算数や理科の計算問題では、これから難しい問題も増えていくでしょう。しかし、一方で宿題の量も増えてくるから、1週間でやらなければいけない問題はかなりの数にのぼります。その結果として、「終わる」ということが優先されて「わかる」がないがしろになってくると、みなさんの力はつきません。
    例えば応用問題についていえば、問題の構造が複雑になってくるので、いくつかの段階に分けて考えていかなければなりません。しかし、その構造を理解するのには、当然時間がかかります。ここで手をぬいてしまうと、理解が不十分になり、本当の力がつかないのです。ですから、問題数をこなすのも大切ですが、しっかり問題を考える時間を確保してください。「わかる」問題を増やすということが大事です。「不確か」な問題を増やしても勉強にはならないのです。それよりは、この問題はできるという自信がつくようにじっくり考えることが大事です。
    たまに難しい問題で、いくら考えてもできないという問題もあるでしょう。1問にかけるのはだいたい15分ぐらいが限界です。それ以上考えてもあまり意味がありません。もし15分かけてもできなければ、解答、解説を読んで理解してください。それまで苦労していますから、解答解説をしっかり読むと「そうか!」という発見があるでしょう。苦労する分、発見の印象が強くなるので、しっかり覚えられるのです。苦労すれば、それだけ報われるのだから、ぜひじっくりと問題に取り組んでほしいと思います。

第39回 第一志望をイメージしよう

5年生のみなさんも塾ではもう新6年生になっていると思います。いよいよ受験学年ですね。みなさんの目標は決まっていますか?中学受験をするというのは、もちろん中学校の入学試験を受験するということなので、どの学校を受けるのか?ということが具体的に決まっていないとなかなか勉強に力が入らないものです。この学校に行って、思い切りクラブ活動をしたい、とか英語の勉強をしてみたいとか、あの制服を着たい!という気持ちも大事でしょう。

いずれにしても、どの学校をめざすのか、そろそろ具体的なイメージを持つことが必要です。そして、その学校の入試傾向にそった勉強を始めていきましょう。中学校の入試問題はそれぞれの学校が作るので、やはり特色があります。例えば算数は、難しい問題が数少なく出題される学校もあれば、比較的多くの標準的な問題を出す学校もあるのです。難しい問題が出ない学校をめざすのに、難しい問題ばかり挑戦するのは、考え物です。それよりは「確実に得点できる」正確さを身につけた方が効率がいいでしょう。

国語でも記述の問題が多いのか、知識が多いのかなどいくつか違いがあります。どこの学校をめざすのか、決まったら早速過去問を見ながら、これからの勉強の組み立てをイメージしていってください。中学受験の範囲は広いので、何から何まですべてやろうとすると時間が不足します。ですから、自分の第一志望に沿った受験準備を進めるようにしていきましょう。